1. HOME
  2. 感想
  3. ゲームレビュー

ゲームレビュー

基本的に50音順ですが、シリーズもののみ時系列順に並べています。

凡例

オススメ指数 ☆是非! ◎オススメ ◯そこそこ △さみしい ?未プレイ ※必ずしもボイス量には比例しません
略称 AC=アーケード(業務用ゲーム機)、GA=ゲームアーカイブス (ソニーハード(PS4、PS3、PS Vita、PSPなど)向けのダウンロード配信サービスのこと)、VC=バーチャルコンソール (任天堂ハード(Wii U、Wii、3DSなど)向けのダウンロード配信サービスのこと)

索引

| | | | | | | |

ア行

タイトル(年/機種)作品概要役名キャラクター&出番感想ほか
RPGツクール2000
サンプルゲーム「花嫁の冠」
(2000/Win)
RPGゲーム製作ソフト。
サンプルゲームと言っても、フルボイスかつキャストも豪華で、RPGのお約束を逆手にとったような掛け合いが実に楽しい良作。サクッと楽しめるボリュームなのも嬉しいです。
※Windows8(64bit)起動確認済
魔王 長髪美形ラスボスという定番の設定ながらも、何かと悩み多き2.5枚目な役回り。主役級で出番も多め。 美形悪役らしい詩的な台詞と、幸薄そうで苦労性っぽい台詞との落差に和みます。
塩沢さんのギャップと意外性を存分に堪能できる仕上がりには、深い理解と愛が感じられるよう…。短めではありますが、楽しくて、大好きな作品の一つです。
店員 初回限定版のみの素材用音声。不愛想な店員と慇懃な店員で各5台詞ずつ。
アンジェリーク Special
(1995/PC-FX)
(1996/Win、SS、PS)
ネオロマンスシリーズ第一作。個性豊かな守護聖様の力を借りて女王試験に挑む、乙女ゲームの先駆けとなる一作。SFCからの移植作品。
※GBA版「アンジェリーク」(2002)にも音声あり(一部のみ)
クラヴィス 安らぎを司る闇の守護聖。虚無的で孤独を好み、あまり他人に心を開かない。
声付きの台詞は訪問時、告白ED、恋愛ED時のみ。
声付きの台詞はあくまでご褒美という感じで、限られた場面のみですが、その分嬉しさもひとしお。守護聖様のデザインも、初代が一番思い入れがあって好きです。
今から新たにプレイするなら、遊びやすくなっているデュエットの方をオススメします。
アンジェリーク プレミアムBOX
(1995/SFC)
ゲーム自体には音声なし。特典として、CD「公園のささやき」、コミック「黄金色(きんいろ)の追憶」(20頁)が付属。 クラヴィス 特典CD内に、公園デート成功時の台詞の音声を収録。ゲーム未収録の新録(1分半程度)です。 思わず恥ずかしくなるくらいの甘~い台詞を耳元で囁いてくれます。由羅カイリ先生によるコミックもクラヴィス中心の内容で、大満足の内容でした。
アンジェリーク ヴォイス・ファンタジー
(1996/SFC)
ゲーム自体には音声なし。専用機器「ボイサーくん」を利用することで、ゲーム進行に合わせてCDが再生されます。 クラヴィス 「アンジェリーク Special」同様 ※音源はSpecialからの流用 赤外線リモコンの要領でゲームとCDを同期するという発想に感動します。新録はありませんが、CDだけでも聞けるのは嬉しい。
ふしぎの国のアンジェリーク
(1996/PC-FX)
(1997/Win、SS、PS)
「不思議の国のアリス」の世界観を元にしたボードゲーム。イベントは豊富ですが、運の要素が強いため、特定のキャラを狙って攻略しづらいのは難点。
※GBA版(2002)は音声なし
クラヴィス デザインは初代同様。短いながらも、声を聴けるイベントが全編に散りばめられています。EDにはアニメシーンも。 序盤から声が聴けるのはありがたいですが、特定のキャラを狙って攻略するには少々根気が要ります。ただ、池田秀一さんのキャラを攻略できるゲームなんてこれくらいのものでは…!ラブラブ要素は控えめですが、池田さんファンの方はぜひ。
アンジェリーク Special 2
(1996/PC-FX)
(1997/Win、SS、PS)
攻略対象に協力者が追加され、主人公の性格も三種類に…と、大幅にボリュームが拡充されました。顔グラから立ち絵になっていたり、操作性も改善されていたりと、前作の正統な進化版になっています。 クラヴィス 髪を腰辺りまで短く切り、服装もやや軽めに。今作は守護聖好みの性格でないと、恋愛EDに声がつかないので要注意。 (クラヴィスを攻略したい場合は、冒頭の選択肢で「もちろん!」⇒「そんなぁ」を選びましょう)声がつく場面は前作同様です。 声のつく場面を増やして欲しかった…と思いつつも、前作より様々な面で遊びやすくなっていて嬉しいです。
クラヴィスも前作より少し丸く(?)素直になってるのが何だかかわいくて好きです。
アンジェリーク スクリーンカクテル
(1997/Win)
デスクトップテーマ集。壁紙(全108種)、アイコン、音声、スクリーンセーバーを収録。
※Windows8(64bit)起動確認済
クラヴィス 音声は10種類を収録。システム音声のようなものではなく、語り掛けるような台詞が中心です。 解像度640x480px&256色という時代を感じる仕様のため、今となっては実用性は殆どありませんが、壁紙はなかなかのボリューム。ボイスは冷たい台詞半分、甘い台詞半分で、囁きもばっちり。
アンジェリーク 天空の鎮魂歌(レクイエム)
(1998/PC-FX)
(1999/PS)
シリーズ初のRPG作品。ドラマCD「禁域の鏡」は今作のサイドストーリー。テキストのボリュームはそこそこありますが、難易度は易しいのでサクサク進めます。キャラごとの恋愛イベントやスチルも豊富で、特にアニメシーンはシリーズ屈指の美しさ。 クラヴィス 完全な魔術師タイプ…と思いきや、遠距離攻撃要員として、物理攻撃面でも活躍してくれます。
声付きの台詞は特技使用時、恋愛イベント、アニメシーンのみ。
SFC時代のRPGという印象ですが、シリーズの中ではイベントもボイス量も多く、クリア後はギャラリーモードで繰り返し楽しめるのが良いです。
何より嬉しいのは戦闘面での活躍っぷり!果敢にタロットを投げまくり、魔法をぶっ放してくださるクラヴィス様…非常に頼もしいです。
アンジェリーク デュエット
(1998/PS、SS)
Specialの追加要素版。ロザリアでもプレイ可能になった上、ギャラリーモードやイベントが追加され、操作性も大幅に改善されたリメイク版です。唯一の欠点はアニメシーンの作画でしょうか…(個人的には気になりませんでしたが)。
※DS版(2006)は音声なし
クラヴィス 基本的にはSpecial同様ですが、声付きのイベント「夜の公園デート」が追加されています。
また、ロザリアでもプレイ可能になったため、声付きの台詞は二倍以上に。
様々な面で親切に&プレイしやすくなっているので、今からプレイされる方は「Special」よりこちらの方をオススメします。
ロザリアとらぶらぶなクラヴィスもなんだか新鮮。ギャラリーモードで繰り返し声やスチルを楽しめるようになったのも非常にありがたいです。
アンジェリーク ヒストリー
(2000/PS)
「Special」「ふしぎの国のアンジェリーク」「Specia 2」「天空の鎮魂歌」「デュエット」の5作セット。 クラヴィス 上記各項目を参照 塩沢さんの出演作がコレ1本で揃うお得なセット!(絶版の今となっては、単体で買い揃えた方が安いですが…)
エグザイル ~時の狭間へ~
(1991/PCE)
塩沢さん初の主演ゲーム。イスラム世界を舞台に、宗教や麻薬などのキワどいテーマも織り交ぜられたアクションRPG。ボリュームは3時間程度と短めですが、異色の世界観と素晴らしい音楽が印象に残る良作です。 サドラー 主役。ターバンから覗く赤髪と鋭い視線が印象的な、暗殺教団アサシンの首領(カリフ)。
主役ではありますが、寡黙ゆえに台詞は少なめ。
ダークヒーロー的なカッコよさと、他ではあまり味わえない(そして今では発売できなさそうな)独特の世界観がたまらなく好きです。ただ、せっかくなのでもう少し喋って欲しかったというのが正直な印象…。ライバル役の堀秀行さんの方がよく喋ってくれる上に、聴きどころも多いです。
エグザイル2 ~邪念の事象~
(1992/PCE)
シナリオは前作より多少マイルドに、そして更にコンパクトになりました。サドラー以外のキャラクターでもプレイ可能になり、アクション面では自由度が増しています。 サドラー 台詞は前回より更に減りましたが、クリア後のおまけとしてキャストコメント(10秒程度)が聴けるように。 今回のライバル役は森功至さん(そして相変わらず主人公よりよく喋ります)。ゲーム自体は好きなんですが、前作よりアクの強さもボイス量も減ってしまったのは残念なところ。
エメラルドドラゴン
(1994/PCE)
(1995/SFC)
豪華声優陣によるファンタジー系RPG。CDプレイヤーで再生した際の警告音声(PCE版のみ)は必聴!SFC版では一部セリフがカットされているようです。 オストラコン    
落ちゲーやろうぜ!
(1998/PS)
落ちモノゲーム制作ソフト。自由度の高さは素晴らしいですが、ハード上の制約もあってか、ロードの長さや操作性の悪さはやや残念なところ。 博士 素材用音声として、全キャスト共通の台詞152種と、塩沢さん独自の台詞(自信家な博士役)13種を収録。 素材ボイスなので、最初から全部聴けるのはありがたいです。「ぺろぺろ~ん」「どべ~ん」なんていう、脱力した台詞(効果音?)が聴けるのはこの作品ならでは。

カ行

タイトル(年/機種)作品概要役名キャラクター&出番感想ほか
火星物語
(1998/PS)
広井王子による絵本的な世界観のアドベンチャーRPG。基本的に一本道で自由度は低いですが、ラジオドラマを元にしているだけあって、声がついている場面は多めです。全30話構成で1話30分~1時間程度と、ボリュームは結構なもの。 ハインバッハ博士 15話に登場。  
カンガリアン国王 19話に登場。
実験体 22話に登場。
GUILTY GEAR(ギルティギア)
(1998/PS)
(2007/GA)
スタイリッシュなグラフィックと、一撃必殺システムが特徴の格闘ゲーム。難易度は高めなので、格ゲーが苦手な方には厳しめかも。 ザトー=ONE 視力と引き換えに影を操る能力を得た、暗殺者組織のリーダー。金の長髪で、クールな自信家。 ボイス自体は戦闘時のみと少なめですが、全くタイプの違うザトーとボルドヘッドとの二役が楽しめるのは今作ならでは。難易度は高めなものの、ボイスは戦闘時のみなので、声を聴くだけなら特に支障がないのは幸い…(^^;)
Dr. ボルドヘッド 禿頭で白衣姿の大男。元医者の殺人鬼。語尾に♥がついているような壊れた口調が特徴的。
GUILTY GEAR X(ゼクス)
(2000/AC、DC)
(2001/Win)
グラフィックやシステムの進化に加えて、難易度も変更可能となり、前作より遊びやすくなりました。
シリーズでの遺作にあたり、EDクレジットには「late(故)」の表記も。
※次回作XX(イグゼクス)以降は子安武人さんが演じられています。
ザトー=ONE 影であるエディに身体を乗っ取られた状態での登場。声にエフェクトが掛かった状態になっていますが、キャラの操作性や台詞は前作同様です。 塩沢さんのご逝去により、設定が変更されたキャラの一人…ということで、大変印象深い作品の一つです。
ミリアやヴェノムルートでも、ザトーは悲劇的な結末を迎えるのが何とも物悲しく感じます…。
GUILTY GEAR X PLUS
(2001/PS2)
クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ カスカベ映画スターズ
(2014/3DS)
※ライブラリ出演
クレヨンしんちゃんの歴代映画21作品の名シーンを元にしたミニゲーム集。歴代映画のキャラクターも基本的にオリジナルキャストというこだわり具合。 ぶりぶりざえもん お助けキャラ的な位置づけで、カード「スゲーナスゴイデス」使用時などに登場。
※ラベンダーも登場しますが、そちらは塩沢さんではありません
お亡くなりになった方は基本的に代役が立てられていますが、ぶりぶりざえもんは特別にライブラリ出演になっているのが感慨深いです(2014年の作品でもまだ塩沢さんのお声が聞けるなんて…)
決戦
(2000/PS2)
関ヶ原の戦いを中心に、歴史のIFが楽しめる戦略RTS。シナリオ自体はコンパクトですが、自由度も高く、遊びごたえのある内容になっています。
玄田さん(家康役)と森さん(三成役)をメインに据えた豪華声優陣も大変素晴らしい一作!
大谷吉継 包帯で顔を覆っているが、覗く目元は美形。金の長髪で、西軍側の参謀ポジション。
西軍ルート(二周目以降)では仲間として使用可能ですが、ストーリー分岐が生じる戦闘で一度でも敗退するといなくなるので注意。
吉継の台詞は少なめですが、三成との友情が感じられるような穏やかで落ち着いた声色が大好きです。
大砲が使える貴重な遠距離タイプなので、戦闘時では大活躍してくれるのも嬉しいところ。

サ行

タイトル(年/機種)作品概要役名キャラクター&出番感想ほか
サイレントボマー
(1999/PS)
(2006/GA)
スピード感あふれるスタイリッシュ爆破アクション。所狭しと画面を駆け巡り、設置→爆破を繰り返すシンプルな操作性ながらも、テンポが良く、爽快感がある良作です。ただし、難易度は全体的に高めで、アクションが苦手な方にはツラいかも…。 ベノワ・マンデルブロー 金髪オールバック三白眼。主人公と同じ部隊に所属するが、謎の単独行動を繰り返す。
序盤からラストまで、全編を通して登場します。
非常にカッコ良い役回りで、EDは最高にシビれますが、そこまで辿り着くのが相当に大変です。もう少し救済措置があれば…と思いつつも、ゲーム自体が大変面白く、難易度設定も絶妙ですのでACT好きな方は是非。
私立ジャスティス学園 LEGION OF HEROES
(1997/AC)
(1998/PS)
(2012/GA)
格ゲー×学園モノ。家庭用に移植される際に、育成モードを冠した恋愛SLG要素「熱血青春日記」が追加されました。
全体的に大味なところも熱血なノリに見事マッチした、格ゲー初心者でも存分に楽しめる良作。声を楽しみたいならこの第一作がオススメです。
忌野雹 日本支配を目論む生徒会長兼黒幕。双子の兄の方。戦闘時だけでなく、イベントシーンにも音声あり(DISC2のみ)。
隠しキャラで、一度他のキャラでクリアすると使用可能に。
シリアスなストーリーモードと、はっちゃけすぎてる育成モードのギャップが楽しいです。イベントシーンもフルボイスなので、ボイス量も大満足。純粋な悪役でなく、葛藤に苦しんだりするところも、まさしく塩沢さんの真骨頂!という感じで大好きです。
育成モードには声はありませんが、ギャップのありすぎる雹兄さんに惚れること請け合い。シリーズの中でも特にオススメの一作です。
ナレーション ストーリーモードの冒頭のみですが、キャラごとに別のものが用意されています。
私立ジャスティス学園 熱血青春日記2
(1999/PS)
今作では熱血青春日記がほぼメインの扱いに。育成の舞台に雹が在籍するジャスティス学園を選べるようになったため、雹との恋愛(友情?)も更にみっちり楽しめるようになりました。 忌野雹 前作同様。今回はストーリーモードに声が付かなくなったので、ボイスは戦闘時のみ。 声が付く場面が減ったのは寂しいですが、その分育成モードが充実していて、イベントも大幅に増えました。雹兄さんとの学園生活を存分に楽しみたい方には今作がオススメ!
燃えろ!ジャスティス学園
(2000/AC、DC)
グラフィックや演出が向上した上、BGMも特に素晴らしく、格闘ゲームとしての面白さはこの第三作が一番かと思います。ただし、今作では育成モードが以前のようなテキストADV形式ではなく、ボードゲーム形式になり、随分と簡略化されています。 忌野雹 新キャラすらも手玉に取る黒幕っぷりはお見事。前作同様にボイス量は少なめですが、どこか人間味が増した声色にはドキリとしました。 声は戦闘時&育成モード(数言)のみと少なめですが、ゲームとしての楽しさでは一番かもしれません。
遺作の一つで、アフレコはお亡くなりになる一週間前のことだったそうな…。太陽高校編のラストでは雹が死亡するストーリーになっているのも、何だか感慨深く感じます。
デモン雹 ラスボス。雹が父の怨念に取り付かれて自我を失った姿。
ナレーション ゲーム開始前のOP(10秒程度)のみ。
スターコントロールⅡ
(1995/3DO)
地球奪還を目指し宇宙を旅する米国製スペースオペラADV。広大な宇宙を探索し、資源収集や自船の強化に励みつつ、悪の宇宙人の討伐を目指す、自由度も完成度も高い名作です(移植ハードの関係もあり、日本では知名度が低いですが…)。登場人物(宇宙人)もみな個性的で、不気味でありつつも憎めない性格をしていたりと、独特な世界観が非常に魅力的です。
※クレジットではショーフィックスティとメルノームも塩沢さんになっていますが、誤りです
アリロウララーレイ グレイ型宇宙人。穏やかで達観した超然的な存在。 完全フルボイスで、ボイス量はCD1枚組とは思えないほどに膨大です。塩沢さんもそれぞれテイストの違う4役で、ボイス量も満足の充実具合。
システムも世界観も独特で、難解な部分もあり、合う合わないが人によって大きく分かれるゲームかと思いますが、宇宙や天体にロマンを感じる方には是非オススメしたい作品です。
(余談)本拠地に戻ってくる度に島田敏さんボイスの司令官が労ってくれるのが嬉しくて癒される一作でもあります…。
プカンク 鳥類型宇宙人。友好的で博愛主義者。
スポックス 植物型宇宙人。明るくて平和的。
イェハット プカンクの亜種。気高くて攻撃的。音声は約1.2倍速の早回し。
ずっといっしょ
(1998/PS)
(2013/GA)
学園モノの男性向け恋愛ADV。選択肢に時間制限があり、時間切れになると相手の機嫌を損ねるシステムが斬新です。理不尽さすら感じる時間制限の厳しさは何ともシビアというか、リアルというか…。
渡辺明夫氏による美麗なグラフィックも◎。キャラもみんなかわいくて好きです。
※Win版(1999)は音声なし
三条真 ヒロインを争うライバル役。ロン毛の万能イケメン。
OPとED、毎月末のみ登場。
ギャルゲーと言えど侮るなかれ、主人公の相棒とも言える海老原の台詞は非常に多いです。セコいけど憎めないタイプの3枚目ボイスを全編を通して存分に楽しめる良い作品でした。
一方、三条の出番は少な目ですが、こちらは正統な二枚目ボイスで、ギャップも楽しめるのが二度おいしいです。
海老原健一 親友役。サエないオタク男子。
文科系クラブを選択した際のみ登場。
ストライダー飛竜
(1994/PCE)
壁や天井を滑るように移動する独特な操作性と、強力すぎる通常攻撃が織り成す爽快感が持ち味の横スクロールACT。ただ、PCE版は移植クオリティが低いのが残念なところです。
※VC配信中のMD版&GA配信中のPS版には出演なし
飛竜 主役。暗殺者集団(PCE版では国連附属の平和機関)ストライダーズの最年少特A級ストライダー。
「飛竜」の代名詞とも言える赤いマフラーは2の飛竜(別人)のもので、1のときはマフラーはありません。
非常にクールでカッコいいキャラなんですが、移植にあたり大幅に台詞を削除されたため、一言しか喋りません。な、なぜなの…!
しかし飛竜を代表する名台詞&塩沢さん随一と言ってよいほどのショタボイスには思わずグッときました。それにしても一言って。
ストリートファイターEX
(1996/AC)
ストリートファイターシリーズ初の3Dポリゴンによる対戦格闘ゲーム。
元々は業務用(AC)ゲームでしたが、PSに移植されるにあたり、EDムービーや新モードなど、様々な要素が追加されています。
カイリ 黒髪を後ろで一つにまとめた、隻眼の青年。記憶喪失。
今作のみ隠しキャラでなく、最初から使用可能。
ボイスは戦闘時のみで、イベントシーンはテキストのみ。(EX2、EX3も同様)
EXシリーズのうち、カイリが隠しキャラではないのは本作のみなので、解禁作業が不要という点では大変ありがたいです。
一作目ということもあり、なにぶんボイスが少なく、ボリューム的にも寂しく感じます…。しかし、黒髪のカイリが楽しめるのは今作だけ!
ストリートファイターEX plus
(1997/AC)
ストリートファイターEX plus α
(1997/PS)
ストリートファイターEX2
(1998/AC)

ストリートファイターEX2 PLUS
(1999/AC、PS)
攻撃中のキャンセルシステムが拡充され、より戦略的な戦闘ができるようになりました。
キャラも前作から6人ほど入れ替わり、新たにバルログも追加されています。
カイリ 髪が白くなり、おまけに勝利時には発狂するようになりました。
隠しキャラ。正攻法での解禁は大変ですが、コマンド入力による即時解禁も可能。
カイリの変貌具合が何とも衝撃で、勝利時も「ぐあああああ!!」ばかりで決め台詞があまり聴けなくなったのは寂しいところです。
バルログはアニメでもお馴染みの役なので、ゲームへの登場は大変嬉しいです。隠しコマンドを入れると、仮面を外した状態でプレイできるというオマケ要素もあったりします。
バルログ 悪の組織シャドルーの幹部。ストレートロングの金髪で、長い鉤爪を武器に闘う。
戦闘時は奇声中心だが、勝利時には決め台詞も。
ストリートファイターEX3
(2000/PS2)
EXシリーズ第三弾にして、PS2のロンチタイトル。グラフィックの向上と、多対多のシステムの追加が主な変更点です。 カイリ 今作では勝利時にきちんと決め台詞を喋ってくれます。
隠しキャラ。ARCADEモード5周クリアで使用可能に。
今作からPS2になったものの、ゲームとしての内容やボイス量がそう増えるでもなく…。処理能力だけでなく、容量も存分に活用して欲しかったなというのが正直な感想です。
カイリの解禁条件が随分とラクになったのと、勝利時に台詞を喋るようになってくれた点は嬉しいです。
バルログ 前作で美の代償に心を歪ませる展開になった反動からか、今作では人間らしさを少し取り戻すような展開に。
スナッチャー
(1992/PCE)
(1996/PS、SS)
小島監督による、サイバーパンクADVの不朽の名作。
近未来SFであり、サスペンスであり、それでいてホラーでもあり…ドキドキ感とハラハラ感の配置が絶妙で、ついぐいぐいと読み進めてしまいます。綿密に練り上げられた世界観とハードボイルドな雰囲気、存分に盛り込まれた映画や音楽へのオマージュなど…本当に唯一無二のADV作品だと思っています。
ランダム・ハジル 凄腕の賞金稼ぎ。容姿は「砂の惑星」のスティングそのもの(笑)全編を通して登場。 スナッチャー以上のサイバーパンクADVは現れないのでは…と未だに思っています。
塩沢さんは三役ですが、それぞれ全く違ったタイプで、三者三様の演技を堪能できます。ランダムは登場シーンから離脱シーンまで、どれも実に印象的でカッコいいです。そして何より特筆すべきはラストシーンでしょう。30分弱にわたるマッドナー、そしてランダムとの会話シーンは必聴です。
イワン・ロドリゲス ヘタレで色黒の若者役。容疑者として、1シーンのみ出演。
エリア・マッドナー 塩沢さんには珍しい老人役。ラストシーンのみの登場。
スナッチャー パイロットディスク
(1990/PCE)
スナッチャー発売前に制作された体験版&設定資料集。 ランダム・ハジル 同上。 キャラクター紹介コーナーにて、短いものですが本作専用の紹介台詞を聴くことができます。
スプリガン mark2
(1992/PCE)
(2009/VC)
ゲーム自体はオーソドックスな横スクロールSTGですが、ステージ攻略中にも流れ続けるイベント演出が大変斬新です。フルボイスかつキャストも大変豪華で、ガンダムへのオマージュも随所に見られるなど、ロボットアニメがお好きな方には特にオススメしたい一作。 マービィ・ドナヒュー 火星軍を蜂起し、地球に対してクーデターを仕掛ける。目的のためには手段も選ばない、敵ながら実にカッコいい男。
OPからラストまで、全編を通して登場します。見どころもたっぷり!
主人公の矢尾さんとの掛け合いがアツくて最高なんですよね…。難易度ハード以上でクリアすると、真のエンディング(マービィとの一騎打ち)に突入できます。そこまでたどり着くのは非常に大変ですが、塩沢さん喋りっぱなしの最高に素晴らしいラストシーンですので、是非諦めずチャレンジしてみてください。
卒業M~生徒会長の華麗なる陰謀~
(1998/PS)
E.M.Uの5名がお送りするフルボイスによる女性向け恋愛アドベンチャー。何かとハチャメチャですが、それがまた痛快で楽しいです。中でも5人全員からの同時告白は圧巻。 川添遙 攻略対象キャラ新井透吾(CV:緑川光)の…元カレ?乙女ゲーにも関わらず、突如展開する謎のBLシーン。
2章及び4章の新井ルートのみに登場。
急に現れては意味深なシーンをめいっぱい繰り広げてくださる川添さん。たった2シーンだけの登場ですが、おっそろしいインパクトでした…(笑)
(余談)生徒会長役の草尾さんの怪演も素晴らしいです。是非5人同時告白からの全員お断りコースを楽しんでみてください。

タ行

タイトル(年/機種)作品概要役名キャラクター&出番感想ほか
大乱闘スマッシュブラザーズX(2008/wii)
※ライブラリ出演
アシストフィギュア使用時にランダムで登場(10秒程度)。飛び道具を跳ね返したり、スネークに語りかけたりと、ファンサービス溢れる内容です。 サイボーグ忍者 スネーク(メタルギアソリッド)参戦に伴い、サイボーグ忍者もアシストフィギュアとして登場。スネークを使用可能にすることで、サイボーグ忍者も同時に解禁されます。
⇒ 公式サイト:アシストフィギュア>サイボーグ忍者
まさかのサイボーグ忍者を、まさかの声付きで!桜井政博ディレクターによる、愛ある起用に感謝します。
(余談)オタコンやキャンベル大佐など、他のMGSキャラも声付きで登場します。
ダウンロード2
(1991/PCE)
ステージごとに現実世界と電脳空間を行き来して進む横STG。濃ゆ~いキャラグラフィックと、電脳ステージでのサイケな背景が印象的。2と付いてますが、前作とのつながりも特に無いので、本作からでも問題なく楽しめます。 SYD(シド) 主役。冒頭から全裸(寝起き)で登場する。黒髪短髪で、精悍な顔立ち(とちょっと濃い目のグラフィック)の青年。依頼を受け、相棒のモトローダ(AI)と共に巨悪に立ち向かう。 STGにしては難易度は高くなく、最後までサクサク進めます。主人公かつフルボイスのため、出番も多く、ラストシーンでは叫びの演技も堪能できます。
ダブルドラゴン
(1995/NEOGEO)
(1996/PS)
(2011/GA)
ベルトスクロールACTとして有名な同作ですが、今作は純粋な格ゲーです。声は戦闘時のみで、イベントシーンはテキストのみ。 ジミー・リー 主人公(双子)の兄の方。「双截拳(そうせつけん)」の使い手。 元は業務用(AC)なので仕方ない部分もあるかもしれませんが、ボリュームも少なく、一つ一つの台詞が短い上に、種類も少ないなど…寂しい印象は否めません。
アモン オーソドックスなニンジャ。
ツヨシしっかりしなさい!対戦ぱずるだま
(1994/SFC)
ゲームシステムは「ぱずるだま」シリーズと同様で、登場するキャラクターが「ツヨシしっかりしなさい!」の面々になっています。声はアニメと同キャスト(分かる範囲では)を起用。 ミナモト(源義家) ストーリーモードは声なしなので、音声は対戦時のみです。ミナモトは隠しキャラ扱いで、タイトル画面でコナミコマンド(上上下下左右左右BA)を入力すると出現します。 全体のボリュームが少ないこともあってか、SFCにしてはボイスにあまりノイズが乗っておらず、よい音質です。
テイルズ オブ ファンタジア
(1995/SFC)
(1998/PS)
(2003/GBA)
テイルズオブシリーズ第一作。6MBという容量制限(SFC版)の中、声付き長編RPGを成し遂げた功績に感動します。
プレイするなら、ボイス量が増え、難易度も調整されたPS版がオススメ。
※フルボイスエディション(2006)以降は、全て森川智之さんが演じられています。
ダオス 本作のラスボス。人々には魔王と恐れられているが、その実は孤独な使命を背負っている。容量の都合上、ゲームでは声付きの台詞はそんなに多くありません(ドラマCDの方がずっと喋ります)。クリア後には、サウンドテストにて、未使用分も含めた戦闘ボイスを存分に堪能できます。 ゲーム自体での台詞は決して多くないのですが、代表作の一つと言えるほど印象に残る作品かと思います。勧善懲悪の枠に収まらない、孤独な悪役…まさに塩沢さんにぴったりな役柄でした。クリア後は是非ドラマCDの方もお楽しみください。
テイルズ オブ エターニア
(2000/PS)
(2005/PSP)
※ライブラリ出演
テイルズオブシリーズ第三作。本作の製作中に塩沢さんがお亡くなりになったことから、哀悼の意を込めて、大晶霊ゼクンドゥスが登場しています。 ゼクンドゥス 時を司る大晶霊。服装やデザインは若干異なるが、ダオスに似た容姿をしている。戦闘時の音声は全てダオスのものを流用。 追悼出演のひとつ。シゼル城の最下層に登場する、ラスボスより強~いお方。トドメにインディグネイションを使うことで、ファンタジアの一シーンを再現することもできるなど、感慨深い演出も。
DE・JA(デ・ジャ)
(1996/PCE)
エルフ社による、考古学を題材とした美少女ADV。18歳以上推奨。      
DEADLY TIDE
(1996/Win)
海底を舞台とした、自動進行型の3Dガンシューティング(FPS)。
※Windows8(64bit)起動確認済
司令官 OPから司令官役として登場(声のみ)。戦闘シーンでも無線から声が聞こえてくるのが嬉しい。
他にも出番があるかは調査中。
 
天外魔境 ZIRIA(ジライア)
(1989/PCE)
(2008/PSP)
(2010/GA)
日本のフルボイスゲームはここから始まった(と言っても過言ではない)。次々に登場する豪華キャストの嵐!RPGとしても完成度と戦略性の高い仕上がりで、その後のJRPGの礎を築いた作品の一つかと思います。
※Xbox360版(2006)では、子安武人さんが演じられています
オロチ丸 長い青髪。主人公と対立する立場のため、当初は邪険な物言いもするものの、後で手紙で謝ってきたり、宿屋の娘に扮して陰ながら手助けしてくれたりもする。しかしいざ加勢すると、極端に出番が減るのが寂しい。 これが89年か!と驚いてしまうくらい、何年も先を進んでいた先駆的な作品だと思います。
オロチ丸は完全な早熟型なので、加入当初は大活躍してくれますが、ストーリーが進むにつれ回復役扱いになってしまうのは少し残念なところ…(^^;)
トノ様 土崎城のお殿様。主人公たちにカーメンカーメンの討伐を依頼してくる。
天外魔境 風雲カブキ伝
(1993/PCE)
(2008/PSP)
シリーズ外伝。主人公は前作「天外魔境Ⅱ」の主人公カブキ団十郎。 オロチ丸    
電脳都市OEDO808 獣の属性(アラインメント)
(1991/PCE)
OVA版でもお馴染みの近未来サイバーパンクADV。小説版のセンゴク編がゲームの序章にあたり、本編は電脳刑事になったばかりの三人が主役となる。 ベンテン(メリル柳川) キャラについてはOVA同様。序盤はそこそこ出番があるが、中盤以降は出番が少なく、全体としては少し寂しく感じます。 OEDOのアングラな世界観がよく出ていて、個人的には非常に気に入っている一作です。OVA以外にも彼らの活躍がもっと観てみたい…という方は是非。
闘神伝S
(1995/SS)
格闘トーナメント「闘神大武会」を舞台にした3D格闘ゲーム。一発必殺技システムのお陰で、格ゲーが苦手でも気軽に楽しめるのが◎。PS版「闘神伝」(※別キャスト)の移植作。 デューク・B・ランバート 金の長髪。騎士道精神を重んじる、誠実な性格。
列伝モード(ストーリーモード)はフルボイスで、他キャラとの掛け合いが楽しめます。
シンプルでサクッと楽しめる上、フルボイスのストーリーモードは嬉しい。
デュークは真面目ながらも、怒ったり照れたりと表情豊かでカワイイです。
闘神伝2
(1995/PS)
頻発するリングアウトが戦闘の大味さに拍車をかけていますが、これがまた楽しい。OVAが発売されたのもこの頃で、シリーズとして一番勢いがあったのはこの時期では。
※2PLUSは2の改良版です
デューク・B・ランバート 今作ではデュークの元恋人であるウラヌスが登場し、過去が少し明らかになります。
ボイスは戦闘時のみと寂しめ。
格闘というより相撲じゃないか!?というくらいの大味っぷりがむしろ痛快で楽しいです。前作と比べると声が大幅に減ったのは寂しいですが…。
闘神伝2 PLUS
(1996/PS)
闘神伝URA
(1996/SS)
闘神伝2のアレンジ作品。URAはUltimate Revenge Attackの略だそうですが、ストーリーが無いせいで何が何やらよくわからないという…。 デューク・B・ランバート 今作から髪が緑色に。2同様、ボイスは戦闘時のみ。 2のSS版というポジションではあるのですが、変わり果てすぎていて何だかよくわからない感じに。
闘神伝3
(1996/PS)
リングアウト防止に四方を壁で囲まれたたり、コンボも簡単に出せるようになるなど、初心者にとってもより優しいシステムに。 デューク・B・ランバート ボイスは相変わらず戦闘時のみ。 全体的にバランスは良くなった気がしますが、闘神伝らしいハチャメチャ感が控えめになったのは逆に寂しくも感じます。
パズルアリーナ闘神伝
(1997/PS)
闘神伝のキャラが登場する落ちものパズルゲーム。三つ揃えて消すだけのシンプルなシステム。 デューク・B・ランバート ボイスは対戦時のみ。普通以上の難易度でクリアすると、おまけの音声が楽しめます。 簡単に声が聴けて、気軽に遊べるのが良いです。おまけ音声は「めざましボイス」「留守録ボイス」など。
闘神伝カードクエスト
(1998/PS)
カードバトルの要素を取り入れたボードゲーム。4人同時プレイ可能ですが、皆で遊ぶにはわかりづらいシステムかも。 デューク・B・ランバート 効果音的に随所で喋ってくれます。また、親密度が上がると一部台詞が変化するなど、嬉しい要素も。 全体的に声は少なめ。一人でプレイするにはマンネリしがちなものの、複数人でプレイするには少し分かりづらいのが残念です。
特打 最速!ブラインドタッチ(改題:特打®1)
(1997/Win、Mac)
タイピング練習ソフト。最もメジャーなタイトルの一つなので、遊んだことがある方も多いのでは。
「特打CLASSIC」には、「最速!ブラインドタッチ」「倍速!かなタイピング」の二作とも収録されている上、最新のOSでも起動するのでオススメです。
ガンマン 初級ゲーム「缶早撃ち」に登場。いかにも三下くさいガンマン。10台詞程度のシンプルなものですが、「最速!ブラインドタッチ」と「倍速!かなタイピング」では一部台詞が異なります。 ゲームもシンプルすぎる内容で、かつ出番も少ないですが、何とも懐かしい一作です。最初から声が聴ける上、1分くらいで終わるのでサクッと楽しめます。
特打 Pro 倍速!かなタイピング(改題:特打®倍速かな伝説)
(1997/Win、Mac)
特打®CLASSIC
(2006/Win、Mac)

ナ行

タイトル(年/機種)作品概要役名キャラクター&出番感想ほか
にじいろトゥインクル
(1997/Win)
画面がくるくる回転する落ちものパズルゲーム。予想だにしない連鎖が生まれたりと、運の要素も多分に絡んできます。ストーリーモードはフルボイスで、PS版とWin版では会話が異なります。Win版の方が難易度が高く、台詞も多いです。
※Windows8(64bit起動確認済)
ダクス 魔王系の長髪美形ラスボス。普段は丁寧な言葉遣いだが、怒ると俺様口調に変貌する。隠しキャラのため、難易度普通以上でクリアすると使用可能になります(PS版)。その後、ダクスでクリアすると、塩沢さんによるメッセージが聴けます。
※Win版の解禁条件は調査中
普段は気品ある魔王様ですが、周りに振り回されてコミカルな一面を見せてくれたり、果ては豹変したりと、色々な表情を楽しめるのが好きです。パズルゲームが苦手でも、繰り返し挑んでいればいつかはまぐれで勝てるのでありがたい。イベントシーンもフルボイスなので、ボイス量は多いです。
にじいろトゥインクル ぐるぐる大作戦
(1998/PS)
NOT TREASURE HUNTER(ノット・トレジャー・ハンター)
(1996/PS)
考古学を題材としたアクションADV。メインキャスト(池田秀一さん&塩沢さん)と、末弥純先生のイラストは良いのですが、何分肝心の内容がゲームの体を成していません。
※PS2では起動不可、PS3ではセーブ時のフリーズなどの不具合あり
カルミス・ウィッシュバーン 金髪で、黒のスーツとピンクのシャツを着こなす、マフィア的集団の親玉。石仮面をかぶって人間をやめたりもする。マヤの墳墓編のみの登場だが、フルボイスのため台詞数はそこそこ。 理不尽な展開と、尋常でない操作性の悪さと、学生が悪ふざけで作ったようなノリをジョークとして楽しめる寛大な方向けのソフトです。

ハ行

タイトル(年/機種)作品概要役名キャラクター&出番感想ほか
パズルアリーナ闘神伝
(1997/PS)
デューク・B・ランバート ⇒ タ行「闘神伝」欄参照
BABEL
(1992/PCE)
  ジェリコ    
ミラルヴァ  
パンチマニア北斗の拳
(2000/AC)
六つのパッドをタイミングよく叩いていくことで、敵にダメージを与えていくパンチングゲーム。体力に自信のある人でないと到底クリアできない上、10年以上経過した現在も稼働している店舗を探すのが至難の業というレアな一作です。
※2は続編ではなく、追加要素版です。
レイ アニメ準拠のため、髪は水色。
中級の「南斗六聖拳編」第2ステージ(ケンvsレイ)、「南斗六聖拳・義星編」の全4ステージ(レイvsラオウ→牙大王→アミバ→ユダ)に登場。
特に台詞が多いというわけではありませんが、ゲーム自体が非常に面白くて白熱します(とにかく疲れますが…)。今では極めて貴重な一作なので、見かけたら是非に。(池袋の某バッティングセンターに設置されているという情報もありますが、未確認です)
パンチマニア北斗の拳2 激闘修羅の国編
(2000/AC)
ファーランドストーリーFX
(1996/PC-FX)
正統派ファンタジー世界観のシミュレーションRPG。元々は二つのソフトを一つにまとめた作品のため、前半と後半では舞台やテンポが一変します。
完全フルボイスで、主要なイベントはアニメーションになっています。ちなみにアニメシーンはバルディオスの広川和之監督によるもの。
黒騎士(ディヴァ) 前半のメイン悪役。打倒主人公のために、魔の力を得て黒騎士となった。
OPムービーから登場し、中盤にて早々に退場してしまいます。後半にも少しだけ出番あり。
前半におけるメインキャラで、アニメシーンへの登場も多く、最期のシーンもじっくりと描いてくれます。
(余談)この作品で一番印象的だったのは、後半のメイン悪役の千葉繁さんの怪演でした。狂った悪役をアドリブ交じりに熱演してくださいます。
ファーランドストーリー 四つの封印
(1997/Win、PS)
(2009/GA)
ファンタスティック・フォーチュン
(1998/Win)
(2001/PS)
中世ファンタジーな世界観の恋愛SLG。主人公は三人から選択可能で、それぞれの目標に向け一年間を過ごしていきます。乙女ゲームにも関わらず、主人公に性別未定のキャラ(CV:石田彰)を選択できるのが非常に衝撃的でした。Winの廉価版には短いドラマCDも付属するのでオススメ。
※Windows8(64bit)起動確認済
シオン・カイナス 攻略キャラクターの一人。筆頭宮廷魔導士で、青髪のポニーテール。遊び人を装っているが、どこか陰のある人物で、汚れ仕事も厭わない。
フルボイスかつ、主人公ごとにイベントも異なるため、ボイス量は非常に豊富です。
主人公がそれぞれ個性的で、三種類の違ったストーリーを楽しめます。キャラによって「姫さん」や「嬢ちゃん」など、呼び方が変わるのも嬉しいポイントです。
(余談)鈴置さんのキャラを攻略できる唯一の作品なのでは!その点でも手放しでオススメの一作です。
フェイバリットディア 純白の預言者
(2000/PS)
(2010/GA)
中世ファンタジーな世界観のシミュレーションRPG。主人公は男女選択可で、恋愛要素もあり。プレイヤーは天使として地上の勇者たちを導いて世界を救っていきます。バリエーション豊かな勇者たちに、しっかりとした世界観やボリュームなど、完成度が高く、やりこみ要素も充実した一作です。 アルベリック・クロイツフェルド 敵役。銀髪の美形。残念ながら攻略キャラではありません。
レイラルートの「裏切りの帝国騎士」「皇帝暗殺」「魔剣」の3エピソードに登場。
塩沢さんの出番は少なめですが、ばっちりスチルも用意されていて、序盤から見られる偏執的な悪役っぷりから、精神崩壊気味の最期まで、ベタなタイプの美形悪役ながらも、塩沢さんらしさが凝縮されたキャラだと思います。
(余談)ほか、攻略キャラには堀秀行さんや堀川りょうさんも。
ふしぎの国のアンジェリーク
(1996/PC-FX)
(1997/Win、SS、PS)
クラヴィス ⇒ ア行「アンジェリーク」欄参照
ぷよぷよCD
(1994/PCE)
和製落ちゲーの代表ぷよぷよシリーズの第一作。シンプルながらもアーケード版の雰囲気がよく再現されていて、とても懐かしく感じます。
「CD」はPCE版の意で、その他のMD版「ぷよぷよ」等には声がついていないのでご注意を。
マミー 二頭身のコミカルな包帯男で、包帯がうまく巻けないのが悩み。
かんたんモードの最終面(ステージ3)にて登場。対戦時のみでなく、対戦前の掛け合い(漫才デモ)にも声がついています。
次作である「通」よりも崩れた感じの演技になっているのがカワイイです。
一度クリアすると別バージョンの漫才デモが楽しめる…はずなんですが、それはふつうモード以上の面々だけのようで、マミーの漫才デモは一種類のみでした。
ぷよぷよCD通
(1996/PCE)
ぷよぷよCDシリーズ第二作(通=Two)。キャラクターもボリュームも大きく増加しました。相殺システムや「ばよえ~ん」の掛け声も実装され、シリーズとして一つの完成を見た感じに。
※VCで配信中のMD版には出演なし
マミー 同上 一周目はキートン山田氏によるキャラ紹介のみで、漫才デモは2周目から。3周目はさらにアレンジ版の漫才デモに変わります(1周が33面もあるので結構大変^^;)。でも3周目の漫才デモの方がかわいかったので満足です。
ふふふ セクシーな赤い魚(金魚?)。妖艶な声(もといオカマボイス)で、主人公をしきりに誘惑してきます。
ブライ 八玉の勇士伝説
(1991/PCE)
(1992/MD)
  幻左京    
ブライ2 闇皇帝の逆襲
(1992/PCE)
  幻左京    
北斗の拳~世紀末救世主伝説~
(2000/PS)
00年にしては荒すぎるグラフィック&ワイルドな操作性もなんのその、アニメOPを3Dで忠実に再現した熱意に溢れるムービーに、モヒカン共を思いのままにひでぶできる「リアルタイムあべしシステム」、そして好きな場面に好きな台詞を当てはめて再生できる「世紀末シアター」の素晴らしさにはもう何も言うことはありません。 レイ 何もかもアニメ準拠な本作ですが、レイの髪は黒色です。本編はアニメ第一部が忠実に再現されており、レイの名台詞もここぞと収録されています。覇者決定戦(対戦モード)では、レイを使ってプレイすることも可能です。 全体的に荒さは否めないものの、溢れんばかりの熱意と作品愛が素晴らしすぎて、細かいことはどうでもよくなります。
「世紀末シアター」にて、好きな台詞を自在に再生したり、組み合わせたりして楽しめるのも本作ならではの醍醐味。
ポリスノーツ
(1994/PC-98)
(1995/3DO)
(1996/PS、SS)
(2008/GA(PS版))
小島監督による21世紀のスペースコロニーが舞台のSFサスペンスADV。ゲーム性もグラフィックもスナッチャーから進化しており、更に遊びやすく、完成度の高いものになっています。CGと手書きを組み合わせたアニメーション作画も実に先駆的。内容的にはSS版が完全版に相当しますが、PS版でも大きくは変わらない…らしいです。 トニー・レッドウッド 遺伝子操作により人工的に生み出された人間で、エリート警官の一人。紫の長髪。人工血液のため肌は青白く、額には識別番号が刻まれている(…と言うと耽美に聞こえますが、美形というわけではありません)。今作のメインとなる悪役で、全編を通して登場します。 初登場時は丁寧で親切な物腰ですが、 次の場面ではこれでもかというくらいイヤらしく、序盤から強いインパクトを与えてくれます。複雑な過去を抱えながらも、同情を望むでもなく、最後までひたすら悪に徹した印象深いキャラです。ゲームとしても非常に完成度の高い一作なので、SFモノやADVがお好きな方は是非。
(余談)田中秀幸さんが主役を務める数少ないゲームの一つでもあります!
プライベートコレクション ポリスノーツ
(1996/PS)
キャラクター紹介や予告編等のお楽しみ要素を収録した、ファンのためのおまけディスク。完全版にあたるSS版では、本ディスクの内容がほぼ本編に収録されている…らしいです。 トニー・レッドウッド 同上。メイキングコーナー内の「声優選定」「音声収録」の項目にご登場。 台詞は「俺は…誰にも負けん!誰も俺を殺すことはできん!!」の一言のみですが、塩沢さんの簡単なプロフィールやアフレコ時のお写真などもあります。

マ行

タイトル(年/機種)作品概要役名キャラクター&出番感想ほか
ミサの魔法物語
(1998/PS)
魔法少女モノの育成SLG。キャラクターデザインは高田明美さん。
※初期ロットには一部シナリオが進行不可能なバグあり
佐世保修治 美形だが、嫌味でちょっぴりオカマっぽい英語教師。中等部編以降、全編を通して登場する。  
METAL GEAR SOLID(メタルギアソリッド)
(1998/PS)
(2008/GA)
小島監督によるステルスアクションの金字塔。映画のような演出・ドラマ性が特徴的ですが、単にシリアスなだけではなく、豊富なお遊び要素やメタ的な掛け合いなどコミカルな部分も多く、エンターテイメイト性に溢れた一作です。
※インテグラル(1999)、ザ・ツインスネークス(2004)は英語音声のみ
サイボーグ忍者(グレイ・フォックス) 全身をサイボーグ化しており、驚異的な身体能力と、長刀を振り回す様から忍者と呼ばれている。因縁深い主人公スネークに戦いを挑みつつも陰ながらサポートする「敵でも味方でもない」立ち回り。全編を通して登場しますが、最大の魅せ場はラストにあり。 登場シーンから最期まで、一言一句どれもが印象深く、全ての場面が名シーンと言っても過言ではありません。塩沢さんファンの方には手放しでオススメしたい一作です。シリアスな部分とコミカルな部分の配分も絶妙で、重くなりすぎず、軽くなりすぎず、ゲームの世界観に存分に没入できるところが好きです。
忍者は特に前作(メタルギア2)とつながる部分も多いので、事前にプレイしておくとより楽しめます。
METAL GEAR SOLID 2 SONS OF LIBERTY
(2001/PS2)
(2011/PS3、PSV、Xbox360)
※ライブラリ出演
前作より2年後を舞台としたタンカー編と、4年後を舞台としたプラント編の2部構成。
※サブスタンス(2002)は英語音声のみ
サイボーグ忍者 同上。プラント編中盤の1シーンにのみ登場。 追悼出演のひとつ。ちなみに、回想シーンではありません。
METAL GEAR SOLID 4 GUNS OF THE PATRIOTS
(2008/PS3)
※ライブラリ出演
MGSの9年後が舞台。ソリッド・スネークが主人公となる最後の物語。 サイボーグ忍者 同上。ACT4(シャドーモセス)でのフラッシュバック場面にて登場。 フラッシュバックとしてMGSのシーンが登場します。
(余談)今作では戸谷さんや曽我部さんも同じくライブラリ出演されています。

ヤ行

タイトル(年/機種)作品概要役名キャラクター&出番感想ほか
ユニバーサルナッツ
(1997/SS)
(1998/PS)
90年代テイストに溢れた密室系SFミステリーADV。キャストは豪華で、スチルも綺麗かつ豊富ですが、肝心のシナリオはなかなかに大味です。ちなみにSS版は18歳以上推奨になっています(シャワーシーンとパンチラぐらいしかありませんが…) 技師 ツナギ姿の少しくたびれた中年男性。主人公たちと同じく幽霊客船に迷い込んだ技術士で、最初の犠牲者。出番はそこそこ多め。長台詞もあり。 中々他で見かけないタイプの役柄で新鮮でした。ゆったりめでやや掠れたような声色が、また妙に色っぽいんですよね…。最初に退場する役回りですが、そこは塩沢さん。きちんと見せ場も残されています。

ラ行

タイトル(年/機種)作品概要役名キャラクター&出番感想ほか
LAST BRONX(ラストブロンクス) -東京番外地-
(1996/AC)
(1997/SS)
(1998/Win)
(2006/PS2)
若者達が抗争を繰り広げる東京を舞台とした3D格闘ゲーム。
SS版では、ACからの移植にあたりサターンモード(ストーリーモード)が追加されており、短いながらもアニメシーンは綺麗です。DISC2はラスプロ教室(トレーニングモード)になっており、好きなキャラが声付きで解説をしてくれるというお楽しみ要素も。
JOE(稲垣丈) 主人公の親友&兄貴分。オールバックで精悍な顔立ち。
戦闘時だけでなく、ストーリーモード最終戦では会話シーン、EDには短いアニメが付いています。また、DISC2では声付きでキャラやシステムの解説もしてくれます。
主人公である優作(CV:矢尾一樹)との掛け合いが中心で、兄貴分としての役回りをいかんなく発揮してくれます。若々しくも、色っぽさのあるお声が素晴らしい…。
簡単に声が聴ける上、DISC2はボイス量も多くて充実しています。
THE LAST REPORT(ラストレポート) フランス製のサスペンスADV。元が洋ゲーなだけあって「ヒントが少ない」「すぐ死ぬ」「大味な操作性」と難易度(というか不親切度)は高め。ところどころ挙動が怪しく、理不尽さに満ち溢れているものの、しっかりとしたテキスト量とBGMにより醸し出されるハードボイルドな雰囲気は◎ ダン(ダニエル・シンガー) 主役。ごく普通の中年男性。容疑者となりつつも、恋人を殺害した犯人を捜査し続けるレポーター。斜に構えてそうでいながら、少し短気な点も。
主役かつ完全フルボイスのため、台詞量はとにかく多いです。
最大の魅力はやはりフルボイス!声の収録量は、出演ゲームの中ではおそらく最多では。主人公ということもあり、CDの容量分めいっぱい喋ってくれます。美形ではありませんが、やたらと気だるくて色っぽい声色は、塩沢さんの中年男性キャラならではの魅力のひとつかと思います。
ラプラスの魔
(1993/PCE)
1920年代アメリカ西部の幽霊屋敷を舞台としたホラーRPG。
※体験版(PREVIEW DISC)でもOPデモで声が聴けます。
草壁健一郎 黒いコート姿の霊能者。
OPからの登場で、中盤には仲間として加入も。
 
るぷぷキューブ・ルプ☆さらだ
(1996/PS)
(2010/GA)
竹本泉先生の漫画が原作のアクションパズルゲーム。カワイイけどどこかヘンテコな世界観の作品で、中毒性のあるBGMや、脱力した会話劇が実に魅力的。パズルゲームとしても、シンプルかつ遊びごたえのある一作です。
※DS版(2008)&PSP版(2010)では、私市淳さんが演じられています
おじさん サラダ(主人公)の伯父さん役。わがままを言って両親を困らせるサラダに寓話を語り始めるものの、実際は何の教訓もない作り話で、かえってややこしい事態になったりする、とってもお茶目な役回り。基本的にサラダとおじさんの会話でストーリーが進むので、ボイス量も多めです。 平凡な見た目のおじさんキャラではありますが、常識人ではないあたりがやはり塩沢さんらしいところです。
ゲームとしても楽しく、しっかり救済措置も用意されていて遊びやすいです。好きなシーンを自由に聞き返すことができるところも◎
レニーブラスター
(1995/PCE)
田中秀幸さんと塩沢さんのW主人公による、伝奇的世界観の横スクロールACT。豪華キャスト&末弥純先生による美麗ビジュアルは素晴らしいものの、肝心のゲーム部分が実にチープなのは残念なところ。出演作の中では唯一プレミアがついている作品。 篠懸誓史朗(すずかけ せいしろう) 主人公の一人。美形の魔術師で、黒幕より黒幕らしい含みのある人物。慇懃で人を食った物言いが実に塩沢キャラらしいです。
主人公かつフルボイスのため、ボイス量もそこそこ。
ゲーム自体はファミコン時代を思わせるような作りですが、水と油のような主人公同士の掛け合いが楽しく、一癖も二癖もあるキャラクターには惹かれるところも多し。プレミアがついていなければオススメしたいのに…と思う作品ではあります。