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音声系リスト

基本的に50音順ですが、シリーズもののみ発売年順に並べています。

索引

CD(カセット、レコードを含む)

ア行

タイトル役名キャラクター感想ほか
雨に似ている
Live in Drama Theater May 2002~塩沢兼人追悼公演
吉崎先生 主人公が通う高校の体育科教師で、サッカー部顧問。主人公に発破をかけたりきつめに叱ったり、きちんと向き合ってくれる先生。 緒方恵美さんによる2002年の追悼公演の音声を収録したCDです。舞台で複数を演じ分ける緒方さん以外は声のみのご出演。
塩沢さんの「頼れる大人」キャラクターが好きなので、吉崎先生はすごく好きなタイプでした。塩沢さんって、本当に自然に演じられますよね。
※ラストトラックには千秋楽公演での緒方さんのお話も収録。塩沢さんの思い出話に聴き入りました。
ボイス・ファンタジー
アリーズ
神話の星座宮
ゼウス オリンポス十二神の長。ハデスを想うヒロイン・ベルセフォネーに横恋慕。嫉妬深いヘラを妻に持つが、このたびベルセフォネーの美しさに目をつけ、我が物にしようとする。 横恋慕役ですが、ハデスと戦ったり、ヘラに愛を囁いたりと要所で見せ場があります。ベルセフォネーは貴方の実娘ですけども…まあ、神話はしょうがないですよね(;^_^A
美形声で、線の細い感じもなくて好きなトーンです。アリーズをどちらか買うならこちらがおすすめ。
アリーズ
永遠の約束
ゼウス
冥府の門番
転生してもベルセフォネーを狙い、邪魔者のハデスを殺そうと画策する。もうええがなとこっちは思わんでもない。出番少。 塩沢さん出演トラックは3, 5, 13, 18。ラスボス系悪役をされながらモブはないだろと思っていたので、門番には盛大に噴き出しました。
ゼウスはヤな奴なので、せめて美学持ちか高笑いの一つでもかましてくれれば良かったんですが、まあ高望みってものでしょう。ちょっと寂しいです。
アンジェリーク シリーズ
イティハーサ
水の惑星に生まれて
青比古 - イメージアルバム。音楽が主体のCDで、キャラクターはドラマではなく語りで参加。
声のトーンや喋り方が心に沁み込んでくるようです。
インフェリウス惑星戦史外伝 CONDITION GREEN
1「教会の鐘が鳴るとき」
2「疑惑の嵐を越えて」
3「勝利と別れのレクイエム」
ヤン・ノヴェラム
ボーグ兵(2巻T15)
メイン5人のうちの1人。紫の長髪、長身。特殊部隊C・Gの一員。オーラ治癒の能力を持つ。迫害を受けるユーロ人との混血で、やや皮肉った物の捉え方をする。指揮官たるキース少佐(中村大樹さん)には一目置き、信頼している様子。 最初、よくいるクール美形役かと思ったんですが、ヤンは環境のせいで斜に構えるようになっただけで、本来は義理堅く思いやりに溢れた青年。基本的に冷静な言動で取り乱しませんが、時折覗く戦争への憎悪は根深く、熱いです。
2巻がヤンフィーチャー巻。中盤までの、基本的に誰相手にも一線を引いている様子と、終盤の陰りのなくなった声。塩沢さんの演技でビフォーアフターがはっきり分かり、感動しました。中盤でも少佐の申し出に動揺して辞退しようとするなど、ヤン本来の感情の部分が出ていて、細かい部分が聴き所です。
続きにヤン登場トラックと豪華すぎるキャスティングについて。
(1)2(歌)、3、4、8~12
(2)2(歌)、7、8、9(歌)、16、18
(3)6~9、11~13、15、19、21、22、24、27
この作品はキャスティング協力:青二企画で、主役も張れそうな方々が惜しげもなくそこここに出演されています。出番の少ない脇役であることも多くて、嬉しいよりも何と勿体無いんだと感じましたが、そんな中でも持ち味をぶっこんでくる千葉繁さん、さすがです(笑)
Weiβ kreuz<ヴァイス・クロイツ>
Dramatic Collection Ⅱ
ENDLESS RAIN
桔梗 準主役。教室でご婦人方に生け花を教えている。元は警官であったが、5年前に妹を惨殺されて自暴自棄になった時期があり、犯人の手がかりを得るために秘密情報組織であるクリティカァに入ったという過去を持つ。蘭の才能を見込み、紫苑にも弟子にしてやったらどうだと薦めた。 子安武人さん原案&主役のシリーズ物。シリアスなストーリードラマです。
塩沢さんの、一人の人物の中に同居する二面性を乖離させず、説得力を持たせるキャラクター造形が流石だなと…。桔梗は出番も台詞も多いうえに二面性を楽しめるキャラクター。豊かな感情、過去、苦痛、諦念、そして狂気。この巻はベテラン勢メイン巻で聴き応え充分です。
※Dramatic CollectionⅠ~Ⅲは全て独立したストーリーで、桔梗は主人公・蘭の過去話であるこのⅡにのみ登場します。
(余談)椿との関係はもつれにもつれた複雑さで、玄田哲章さんとの共演作をお探しの方におすすめです。
Weiβ kreuz
Dramatic Precious
1st Stage
SLEEPLESS NIGHT
桔梗 蘭(アヤ)の夢に現れ、敵討ちを果たした後も暗殺組織・ヴァイスの一員として人を殺し続ける蘭の心の葛藤を暴くように語りかける。 無形文化財レベルの高笑いになめらかで豊かな抑揚の語調、素晴らしいです。3シーンのみの登場ながら蘭の方向性及び作品テーマに絡んでくる重要な役どころ。
※PreciousはCollectionの次にリリースされた全4巻のシリーズで、うち桔梗が登場するのが1・4巻。「ENDLESS RAIN」の話が大前提にあるため、順を追って聴かれることをおすすめします。(こっちから聴くと重大なネタバレを踏みます)
続きに登場トラック。
登場トラック:1、7、13
Weiβ kreuz
Dramatic Precious
Final Stage
DREAMLESS LIFE
桔梗 主人公・アヤ(蘭)の夢に登場。 1巻(1st Stage)同様、登場は3シーンのみですが、ドラマに欠かせないキャラクターに仕上がっているのが嬉しいです。ENDLESSのブックレットにもありましたが、基本的には「いい人」なんですよねぇ…。氏が演じられた中でも忘れがたいキャラクターの一人です。
ブックレットコメントあり。続きに登場トラック。
登場トラック:1、9、12
ヴァンパイアハンター ダークネスミッション
~特選バター醤油味
デミトリ・マキシモフ 不死身のヴァンパイア。生き血を啜るため乙女を探している。が、ことごとくうまくいかない。 オムニバス形式のギャグ物。ブックレットコメントあり。
第一夜はデミトリが主人公で喋りっぱなし。その後もちょこちょこ出てきます。
麗しいかと思えばツッコミを入れてみたり、声を裏返らせたり、気障なことを言っても面白い人です。二枚目になりきれない三枚目と見るか、三枚目にもなる二枚目と見るか。
エメラルドドラゴン
ドラマ・シリーズ
全5巻(うちVOL.2~4)
※Vol.1及びVol.5には塩沢さんの出演なし。
オストラコン 悪役、敵。長髪。魔将軍。人間を侮り、いたぶることを愉しんでいる。すごーく嫌な奴で愛や勇気を馬鹿にする。 オストラコンはVOL.2~4に登場する敵。清らかな心を持った主人公たちの前に立ちはだかり、含み笑いに高笑いの大盤振る舞いで強さを見せつけた後、倒されるという悪役パターンを披露してくれます。
最期まで改心しないのが、これぞ悪役といった感じでGOOD。語調の力強さが好きです!
エリア88
狼たちのレクイエム
(カセット)
風間真 OVAに準じる OVAの硬派さとはまた異なる硬派路線。あちらに寂鬱を感じたとすれば、こちらはドライさでしょうか。特に真。したたかというか、生きるために前を向いている印象です。
60分の尺で破綻していないし、OVAとは大幅に異なるキャスト陣も音楽もどちらもいい。OVAもカセットも、エリハチの作品は名作ぞろいですね。
ARIEL<エリアル>
(カセット)
アバルト・ハウザー 地球を侵略しにきた宇宙人。地球の放送をジャックし、全世界へ同時に宣戦を布告する。 艦長は二言。B面は最後の最後に台詞があるので途中で切らないこと。全体的にまだ序章の序章という印象。
ARIEL<エリアル>
2 幻影の侵略
(カセット)
アバルト・ハウザー 敵側。地球を侵略しにきた宇宙人だと前巻で語られた。本巻では、実際は報奨金目当てに侵略業務を請け負う弱小会社勤務であることが判明する。 参謀副官と経理部長が出るので押され気味の面も登場。今巻の艦長は語調にちょっとけだるげな感じもあってセクシーです。
原作者の笹本先生は、1巻で「しまったキャストが塩沢さんならもっと台詞を多くすべきだった」 (原作文庫第3巻後書き「ことに塩沢氏の名をキャスティング表に発見した時は「しまった、ハウザーのセリフをもっと多くするべきであった」と悔やんだのだが…」)と思われたそうで、台詞が増えました^^
ARIEL<エリアル>
3 野良無人戦艦の恐怖
アバルト・ハウザー 主役。美形。弱小会社ゲドー社オルクスの艦長。予算に頭を悩ませる経理部長とやり合いながら地球攻略中。今回はバーサーカー(野良無人戦艦)と遭遇し、一戦交える。 カセットだったものがCDの形で「ARIEL読本」に付属。オススメ度★★★★★。
敵側ながら、ドラマ60分中40分はオルクスの話なので、完全に主役です。美形で二枚目なのに周りのキャラが濃いものだから押され気味だったりして、二の線と三の線を行ったり来たり。あ~る君とはまた違うかわいさ、って、塩沢さん可愛い系でも複数の引き出しをお持ちだなんてどんだけですか…っ!
王家の紋章
(レコード)
イズミル
ライアン
(イ)イメージビデオ版に準じる
(ラ)ヒロイン・キャロルの兄。
ドラマ(シーン抜粋式)と音楽が半々程度。
VS神谷明さんというのが熱くていいですね。イズミルの出番は少しですが、激昂台詞があってポイント高し。
黄金拍車
異次元騎士カズマ 旅立ちの章
(カセット)
オリビエ・ドゥ・アルディ 癖のないプラチナブロンドの長髪に青に近い灰色の目、物憂げで冷ややかな眼差しをした美貌の天才。異世界に飛ばされた主人公が入団する騎士団に属する騎士で、参謀的役割を担い、太陽が西から上っても自分は間違えないと言い切る自信家。 主人公のモノローグで描写される容姿が氏のキャラクターすぎて分かる分かる~でした。どっこい繊細な美形ながら中身まで繊細じゃありません! 親友・ロラン(神谷明さん)が毒剣でやられたと思い、主人公に鋭い二枚目声で詰め寄るのが大変格好良いです。策士らしくお上の無理難題には動じずとも、親友の危機に感情的になるというの、とても良いですねv
続きに原作の話。
「あなたのロラン」「せっかくの美貌が台無しだ」等々ロランとのあれそれにソワッとして軽い気持ちで原作を読んだら、何とこの親友間、肉体関係があってたまげました。是非原作もどうぞ。
王都妖奇譚<おうとあやかしきたん> 橘影連<たちばなのかげつら> 敵。黒色長髪。美形。陰陽師。かつては主人公・安倍晴明の兄弟子だった。一族を自刃に追いやった貴族を憎み、都を滅ぼそうとしている。 清明(井上和彦さん)とは浅からぬ因縁のある相手。
また黒髪長髪美形悪役か、と思うことなかれ。単なる悪役じゃあないのです。
王都妖奇譚
化石の海
橘影連 準主役。清明の兄弟子にあたる。引き取られた当初は何度も一族の後追いを試みていた。清明を鬱陶しげにしながらもその傍で安定しかけていたが、不穏な情勢に綻びを見せ始める。 本編の過去編。清明と影連の出会い~別離までを描いています。幼少期は別キャストなので、塩沢さんはトラック2から。
狂気のぎりぎり一歩手前、何かしら背負っているキャラがつくづく似合いますね…。泣きそうな声に、ふと覗く脆さ。「せい…めい…?」の崩れそうな声の加減といったら!
悪役を演じながらこうした面も見せる。塩沢さんの好きなところの一つです。
王都妖奇譚
妖星
前・後編
橘影連 敵。怨霊となって復活。魔神たちと契約して光を失う代わりに力を得た。都に凶をもたらす妖星を呼び込む。清明の無二の親友・将之を手にかけ…。 こてこての悪役しゃべり。将之ファンには恨まれそうだわ~。
おそろしくて聴けない 御堂維太郎 メイン。男子高校生。 ドラマ部分は13分弱と短い。御堂は二枚目声のままコミカルになります。
音盤ねこめ~わく ヘンリヒ・マイヤー
主人公が飛び込んだ猫の世界で唯一の人間。元宇宙飛行士。猫嫌いのため、人間世界のことを知りたがる猫たちに協力してあげたりはしない。ボケかツッコミかというと、ツッコミ。 ひげの話のときは美形声ですが、それ以外ではあ~る君のようだったり色々と楽しめました。意地悪な人というわけでもなく、普通の、ちょっと声のいい人(笑)
オムニバス形式でさらっと聴ける内容です。塩沢さんはガヤ参加多数。

カ行

タイトル役名キャラクター感想ほか
キッシ~ズ 右川 主人公曰く美中年。イケメン高校生たちのプロデューサーであり、ビジネスに情は持ち込まないやり手。 出番は少なすぎますが、抑えた演技の二枚目声でクールな役です。他の登場人物は高校生の男女なので唯一の大人。カラーが違う。
続きに登場トラック。
登場トラック:4、6、9
究極超人あ~る R・田中一郎 主役。ロボットじゃなくてアンドロイド。学ランと下駄と刈り上げと眠たげな目。春風高校に転校してきて光画部の一員となる。 CDの収録時間は約37分と短めです。イメージソング&キャラクターの掛け合いが少し。
究極超人あ~る
Vol.2
R・田中一郎 主役。普段はとぼけた様子で人畜無害だが、ネジが締まると世界征服を目論む冷酷な人格になる。が、長続きしない。 歌・ドラマ・掛け合い・音楽が入ったイメージアルバム。特にこの巻は歌にドラマにとRの出番が多くてお得です。絶対おすすめ。
ドラマの感想を書くなら、目玉はやはり、覚醒あ~る! 「世界征服しましゃうの巻」に登場します。おっとりしたいつものRと声は同じなのに印象が全然違って、カッコイイです。
でも、いつもの、に戻るとほっとするのもまた事実。このシリーズは塩沢さんの可愛い系の代表作かと。
究極超人あ~る
どらまSPECIAL
R・田中一郎
コウガブラック
A面は通常の光画部、B面は究極戦隊コウガマンという二本立て。Rはドラマパートのみの参加です。あわせて20分程度。 Rが可愛すぎて生命の危機を感じ、何度も止めながら聴きました。鳥坂さん(神谷明さん)との絡みがいいぞ~。
(余談1)鳥坂先輩を演じられるのは神谷さんしかいないな! と心底から思いました。本当に素晴らしいです。
(余談2)この巻から鰯水(鈴置洋孝さん)曲垣(古谷徹さん)が出てきます。
究極超人あ~る
真夏の一夜漬け
R・田中一郎 主役。頭の中から出てきた地図が今作の鍵。 Rは30分ちょっとのドラマ「あ~る来たりて地図を吐く」に登場。
あ~る君の声めちゃくちゃ可愛いですね。こんなに可愛いくしゃみはかつて聞いたことがない。しゃっくりもリアルです。
金田一少年の事件簿
悪魔組曲殺人事件
夏岡猛彦 犯人候補。東京フィルコンツェルトの指揮者。世界的作曲家・周一郎の弟子の一人。一見、周一郎の孫娘に好意を寄せるようだが、冷たい計算のできる野心家。 一発目の台詞が夏岡だったため、CDの評価点も上がるというもの(笑)
台詞もまあまああるし、あまりにいい声で忘れられない一作です。そりゃ美雪の台詞も「かっこいい~。エリートって感じ」になるわ、と深く納得。
幻獣少年キマイラ
(カセット)
久鬼麗一 優美で上品ながら危ない人。並外れた美貌を持つ、鬼道館を仕切る華道部の部長。 久鬼というキャラクターを余すことなく表現されていて、塩沢さんの久鬼は本当にお見事です。
この作品は塩沢さんも小山茉美さんも井上和彦さんも色っぽくて困っちまわぁ…。
幻想叙譚エルシア
人気声優ホットボイス
ご本人 アニメV応募者特典の主要キャストトーク。OVA2巻収録後に録音されたようで、一人3分程度で「印象的な台詞」「お仕事情報告知」など(塩沢さんは後者なし)。 エイラ役の伊倉一恵さんに「憎たらしー」を連発される塩沢さん。
印象的な…は台詞実演で、それまで地声で話されていたところから一瞬の切り替えです。この変わりよう! 冗談抜きで鳥肌立ちました。
塩沢さんから「良いお年を」と「明けましておめでとうございます」を言ってもらえるCDなんてこれくらいでは! 暮れになると聴きたくなるCDです。

サ行

タイトル役名キャラクター感想ほか
サムライスピリッツ
1「邪神復活之巻」
2「秘宝流転之巻」
3「剣魔大戦之巻」
天草四郎時貞 敵。暗黒神にそそのかされ、暗黒神の僕となってこの世に復活した。暗黒の力に魅入られ、世界の破滅を願う。主人公・覇王丸を仲間に引き入れたいと考えている。 主人公側に人が多く、天草は強大な敵。1では完全な悪役かと思いましたが、3では儚さも見えます。これは是非シリーズで揃えたい作品。
(3) 脆さを見せる悪役、塩沢さんってば天下一です! 主人公が救済の手を持つ悪役が好みどストライクなので沼一歩手前でした。後半の迫力は筆舌に尽くしがたいものがあります。
真サムライスピリッツ
覇王丸地獄変
天草四郎時貞 ラスボスの座を新キャラに譲ったため、1~3と比べると出番は減少。ただし改心設定につき、新たな面を聴けるように。当初は不安定な部分も見せるものの、ラスボスとの戦いの中でキリシタンとしての己を思い起こす。 トラック1から登場しますが、その次の登場は15。しかし、苦しみ、もがき、自らの使命を悟る一連、足元も危うい揺れから魂の救いと、大きな感情の演技に触れられる作品です。祈る場面では目頭が熱くなりました。氏の演技にはいつも心動かされます。
付属冊子を見るとスーツでアフレコに臨まれたようで、珍しいですね。
(余談)ちめ様宅の感想を読んでからずっと探していたので、見つけた時には脳内で赤飯でした(^o^)v
光栄三國志 シリーズ
塩沢兼人 一人語り ご本人
秋葉原博士
イアソン
R・田中一郎
ブンドル
(秋)二枚目かと思いきやぶっ飛んだ壊れっぷりも見せてくれる科学者。
イアソン・ミンク
R・田中一郎
レオナルド・メディチ・ブンドル
後からはまったファンにも有り難い、テレホンジョッキーの一部をCD化。素の塩沢さんが大好きな私はとても楽しめました。
ドラマ「秋葉原博士の一人言」やリスナーの質問への回答など、充実した内容です。ブンドルとあ~る君の掛け合いではSEまで塩沢さん!
シャーロック・ホームズ
赤髪組合
スポールディング 「通常の半分の給料で構わない」と申し出て採用された質屋の店員。このたび質屋の主人が奇妙な体験をし、ホームズに相談する。 出番に漕ぎ着けるまでが長いものの、一発目の台詞がオベ (オーベルシュタイン(銀河英雄伝説))っぽいトーンで嬉しいです。
続きはネタバレ。
ただの店員かと思いきや、再登場するととんでもない事実が明らかとなり、好きなキャラクターすぎて倒れました。青い血を受けており、それをもって自分が選ばれし者だと思っている! 塩沢キャラだし屋良警部との会話が良すぎて気が狂うかと思いました。当時のtwitter感想が動揺を如実に表しています。
新児童文学の世界 第1集
ごん狐
ごん いたずら好きの小狐。悪さばかりしていたがある出来事をきっかけに反省し、兵十の家に栗やまつたけを届けるようになって…。 原作に忠実に音声化されていて、音楽と効果音もあり、聴きやすい作品です。原作通りなので切ないお話。
(追記)2016年現在も販売元の㈱サン・エデュケーショナルから購入できるようです
新撰組異聞
蒼き狼たちの神話
1「天動」
2「浅葱色の夜明け」
土方歳三 主役。精悍な顔立ちの若者。切れ者で常に冷静、策士寄りの人物。試衛館の師範代で新撰組副長。総司に目をかけている。 1は試衛館時代で、黒い陰謀の輪郭が見え始めた序章というところ。2で新撰組結成。
話が特別面白いってこたないんですが、指示を出す際のキレのある口調が恰好良くて好きです。あと龍馬がめっちゃ土方ナンパしてくる(笑)(※語弊)
新撰組異聞
蒼き狼たちの神話
音楽スペシャル 誠
土方歳三
土方に似た男
本編のクールな切れ者っぷりはなりをひそめ、スタッフに塩沢さんのファンがいたんじゃないかという、演技の多面性が楽しめるキャラに。酔っ払いのおじさんや女性口調、ギャグキャラなど。 基本はキャラソン集。初回特典ボーナストラックに、ラジオ番組という体のドラマパートが収録されています。
このドラマが曲者で、土方の壊れっぷりがあんまりにあんまりです(笑)私は嬉しかったけど、人によってはトラウマレベル。あっ、何の脈絡もなくあ~る君が出ます。
新・吸血姫美夕<ヴァンパイアみゆ>
西洋神魔編ドラマアルバム
全6巻
ラヴァ メイン。やや長めの水色の髪を持ち、黒いマントに身を包んだ繊細な風貌の美形。西洋神魔でありながら、はぐれ神魔を闇に還す監視者・美夕(渡辺菜生子さん)に寄り添う。 (1) 美夕との過去のシーンは声が優しい。とにかく喋る喋る。英語の台詞二言あり。
(2) 優しくって落ち着いたトーン。カールアとの過去回想が素敵。登場人物がぐっと増えて(+8人)、俄然面白くなってきました。皆喉笑い多し。それぞれイメージぴったりです。特筆すべきは予告のラヴァの迫力!塩沢さんのこの手の演技がすごく好き。
(3) ブックレット塩沢さんコメント「まぁ今回はあえいでばかりでしたが」。
(4) 伏線とバトル。全体からみると台詞は少なめ。
(5) とうとうラヴァの台詞が数言に。
(6) パズスとの戦いがグッときます。切ない。
J9 HARD SERENADE
(レコード)
ブラスター・キッド (※CD「ロボットアニメ大鑑 下」にてBGM部分以外が復刻。ただしLPでは独立トラックのモノローグが、そちらは歌の冒頭にくっついています) TVアニメ「銀河旋風ブライガー」の主題歌・挿入歌・BGM集。塩沢さんはキッドがそのうちの4つについて思いを語る、という形でモノローグ参加。
若者らしいキッド、陰のあるキッド、詩的な表現が似合うキッド。塩沢さんのモノローグって、'81年にはもうここまでの力があったのか…。
聖魔伝 ラウレス 主役。現・魔界公爵。黒色長髪。元人間の王子で、CDは当時の話。容姿、才気がずば抜けて優れており、魔界公爵マリオンに後継者として目をつけられる。 「わかるだろうか…この血の一滴一滴すべて貴女に向かっているということが」
ドラマ冒頭のモノローグが◎です。少女漫画原作で、ラウレス役は原作者さんのご指名(分かる)。
敵への冷酷さは部下も慄くほどですが、恋人・エリスのことは心から愛しており、あたたかみを感じさせます。愛の深さは彼女のために人間やめるほど。
声優だぁ~い好き!
恋のプロフィール
役名記載なし
ご本人
  「好き」をテーマに声優さん方のミニドラマ詰め。
塩沢さんの女性的な役どころを様々に聴いてきた中でも忘れ難い人物です。きっと夜のお店の、バーカウンターの、ああ今ちょっと唇に笑みを浮かべて、グラスに目を落として、切ない横顔なんだろうなぁ…とありありと想像できる語り口。
ドラマ後の独立トラックでは、役のままの声で「好きよ。だぁ~い好き!」と言ってくださいます。
ドラマと総合して氏の出演は三分弱ですが、大好きで繰り返し聴くCDです。
声優だぁ~い好き 2
kissしましょ!
聡:「喜色満面」に登場。お喋りな彼女を持つ。
化学教師:「百八煩悩」に登場。授業中の一言のみ。
男、他:「効果覿面」に登場。絶叫系。
くちびる屋:「同床異夢」に登場。唇の訪問販売員。
ナレーション:「泥中之蓮」。シリアスな時代物。
KISSがテーマのミニドラマオムニバスCD。メインで登場するのは後ろ3作。
聡は最初から最後までいますが、たまにしか喋りません。しかし、一体どうやったらこんなに格好いい声が出るんだろう…というくらいの二枚目声。だらけ具合がリアルで、カップルの雰囲気に生活感まで出てます。
くちびる屋はぽんぽん喋る良い役です。テンポが壮快。ミョーにかわいく感じます。
「泥中」はほぼNで進みます。BGMにしたくなる、耳に心地いい語り口調。爪紅を思い出しました。
声優だぁ~い好き!Kissしましょ!
オリジナルバージョン
(カセット)
所長:「天使のキッス」に登場。恋の天使教習所の所長。
シンイチ:「修身斉家」に登場。納得ずくで浮気を清算する妻帯者。
所長は冒頭からテンション振り切れてます。シンイチはキャラ表ないけど絶対イケメンだ、と思わせてくれる二枚目声。
どちらのドラマも好きですが、「修身斉家」はしっとりした男女のドラマに突如現れ、全てをかっさらっていく千葉繁さんがあまりにも衝撃的です。
声優だぁ~い好き 3
ゆびきりげんまん
隆司:「Bride Master」に登場。優しい旦那さん。
依頼人:「Hitman-G」に登場。殺しを依頼する。
学:「Waiting In The Rain」に登場。ヒロインの元彼。
ギャグからシリアスまで取り揃えたミニドラマが13トラック。「Hitman-G」は郷里大輔さんと共に出ずっぱりなので、これが一番喋ります。他は脇役。
依頼人はシリアスから入り、コロッと三枚目調に。後半≪ピーー≫のオンパレード。かなり笑いました。
学は何でもない役ですが、その何でもなさの演技力に感服しました。派手さなんかなくても、演技力って分かるんですねぇ…。
続きに他トラック。
このCDの中では「Sorry, I'm Late」がたまらなく好きです。青野武さんの「聴かせる芝居」がお見事! ドラマにぐっと引き込まれました。また、古川さんのファンでもあるので、「In The Car」「The Color Rangers」での青年役がサイコー!
聖闘士星矢
いかなる星の下に
(カセット)
ムウ
ブラックアンドロメダ
ご本人
  色んな人の出番をはしょりつつさくさくっと進む原作序盤のストーリー。アニメと同じく2役で、ブラックアンドロメダが喋った直後にムウの台詞が来るシーンがあります。声色から台詞の緩急まで異なるさすがの演じ分け!
最後にキャストコメントあり。
キャストコメントより、演じ分けについて
「ちなみに、二役同時進行は、鈴置氏、他の方々からいじめられた結果です。途中、休みを入れてくれた堀川君に、わたくしムウとしては愛を感じました」
鈴置さんのコメント(抜粋)
「このカセットにも出てきます、ムウをやっています塩沢兼人さん。この業界ではたぶん、一、二を争う酒豪ではないでしょうか」
戦国魔神ゴーショーグン
闇よ美しくあれ
(レコード/CD化確認)
レオナルド・メディチ・ブンドル TV版よりも三枚目的な演技が強調されているよう。三枚目というか、声が裏返ったり、ウキウキしたり、血管切れそうだったり…。ジャケットもライナーノーツもブンドルへの愛が溢れている。 主人公側を差し置いてブンドルをクローズアップ。内容はアニメ第一話をブンドル視点から描いたら、という体のドラマ「闇よ美しくあれ」20分(ブンドル主役)と、グッドサンダー各人の紹介トラック。
「敵によくいるクール美形キャラクター」では決してないブンちゃんが好きです。大いに楽しみましたが、ドクーガのあと二人、カットナルとケルナグールが出なかったのが少し寂しい。
その後の戦国魔神ゴーショーグン
(レコード)
レオナルド・メディチ・ブンドル TV版に準じる 「さらばだ。私の赤い薔薇」――各トラック、冒頭にキャラの掛け合いがあって後ろは音楽。アニメよりもぐっと大人っぽいなと感じます。
声の出演はレミー、真吾、キリー、ブンドル。台詞部分はごく少ないけれど、音楽がとても好みです。ブンドルとレミーの会話あり。
Z MAN
ナナシの故郷
イーデア・D・デシベル 敵の親玉。黒髪、長髪、美形、悪役。人間を食らう邪進化イーデア(悪魔)で、頂点を極めし者の証である刻印を持つ。ラビリング・ニードルの刻印は"D"。多数のイーデアを従える。後半出ずっぱり。 悪役好きの方には手放しでオススメです! 出番も台詞も多く、良心なんて欠片もなく、高貴な声で部下を従え、少年主人公の前に強大な敵として立ち塞がります。
最後は御自ら主人公と一騎打ち。余裕の挑発に高笑い、痺れる迫力。最高です! また献上された娘のアバス(生命力)を食らうシーンのアダルトなこと。大変妖しいです。
最終トラックの座談会はお遊び要素で、各キャラフリーダムです。デシベルも随所でコミカル。
卒業M Mたちにまかせろ!
Vol.3 俺たちの記念日
川添遥 主人公・新井透吾の二年先輩で元写真部。今回はNYから一時帰国している。恋愛の意味で新井が好き。 遥はやや強引な性格ながら、イヤミにならないのが塩沢さんマジック。
ストーリーは爽やかでもないしギャグでもない。一人くらい女性が欲しかったかな。
卒業M Mたちにまかせろ!
Vol.4 若さのディティール
川添遙   今回はメインではなく。

タ行

タイトル役名キャラクター感想ほか
超獣機神ダンクーガ
(アニメイトカセットコレクション)
司馬亮
ご本人
TVシリーズの亮とは別人なんじゃないだろーか。A面の葉月博士誘拐事件、はいいとして(博士好きは買い)、B面は草生える。 B面はもう何がどうなってこんなことに…(遠い目)
ただ困ったことにキライじゃないんだ、こんなノリ(笑)ものすごーくネアカな塩沢さんや亮の一人芝居が聴けるので、ファンにはおすすめ。
※ただし亮の恰好いいイメージは粉々になります
ツインビー PARADISE 3
Vol.2
※塩沢さんの出演はVol.2及びVol.6のみ。
グレイ
ご本人
敵。短髪。やや垂れ目で端正な顔立ちの男性。登場はトラック2から。元バーンズ(マフィア)の一員で、組織に疑問を持ち脱走したと話す。 主人公たちに保護された記憶喪失の女性(冬馬由美さん)の関係者として登場。裏がなさそう…に見えて、実は。
含み笑いも高笑いも聴けます。
各トラックの最後にトーク兼キャストコールつき。トラック3の塩沢さんの挨拶がいいんですよ。
ツインビー PARADISE 3
Vol.6
グレイ
ご本人
敵の頭。悪役。少女たちを手駒として使い、命令違反には暴力も辞さない。主人公の戦闘シーンに毎回出てきてくれるため出番は多い。 冷酷非情のザ・悪役(最高)。怒鳴るシーンも高笑いもあります。
酷い人で魅力あるヒールってわけでもないのだけど、好きです、グレイ。男らしくて、でも色っぽいんですよね。優しげ~な声で怒るシーンは、本当に怖い~。(冒頭、電話かつ含み笑いから入るので変態の人かなと思ったことは内緒。)
元がラジオドラマだったらしく、各ドラマトラックのラストにキャストコール&一言付き。
テイルズオブファンタジア
(全3巻)
ダオス 敵ラスボス。ゆるウェーブの金色長髪、美形。人々には極悪非道の魔王として恐れられている。魔科学を生み出した人間を強く憎む。 迫力の2巻、終止符をうつ3巻。1-2巻では冷酷な魔王ダオスだったのが、3巻、ついにダオスの背景や心情が明かされます。切なく、胸に迫る。安らかに…。
天使禁猟区
物質界<アッシャー>編-3
※塩沢さんの出演はこのVol.3のみ。
セヴォフタルタ 大熾天使長付宰相。真っ直ぐな白の長髪。目から下を布で覆い、その素顔を見せない。極度の潔癖症。独裁体制を築き圧政を敷いている。 ストーリーが複雑そうだったので先に原作を集めました。実の兄妹モノはちょっと…(^_^;)なのでセヴィーが登場するトラック6だけ聴いたのですが、いや、塩沢さんだけでも素晴らしいのに、ザフィケルが田中秀幸さんだってんだから咽び泣きました。キャスティング勝ち。
潔癖症・能力主義・高い地位という「らしい」要素に、やや低めの声音と抑えた演技。とぼけた態度のザフィケルに釘を刺しながら、あの語尾の抜き方。他者には見せぬであろう表情が見えるようでドキドキしました。好きです。
天馬の血族
CRYSTAL LORD OPERA
Vol.1
イスマイル メイン。長髪美形。チグル国皇子。人質に出されていた都から八年ぶりに帰郷した。兄に恭順する姿勢を装いながらも帝に内通し、スパイとして暗躍する。 かなり複雑なキャラクターだというのに、1巻の時点で完成されていて、さすがです。「愛憎」「劣等感」「トラウマ」「嘲笑」「冷酷」「脆さ」あたりをキーワードに持つ、いわゆる塩沢キャラ。原作は竹宮恵子さん。
天馬の血族
CRYSTAL LORD OPERA
Vol.2
イスマイル   他の巻に比べるとちょっとパンチが弱いかな。出番の面からいくと1巻か3巻がおすすめです。
天馬の血族
CRYSTAL LORD OPERA
Vol.3
イスマイル   最も感情を露わにするのがこの巻。台詞も出番も結構あります。様々なエロキューションを堪能しました。
敵と内通し、兄を陥れようと画策するのは権力欲からというわけじゃない。感情を揺らされるのがどうにもこうにも色っぽいです。
天馬の血族
CRYSTAL LORD OPERA
Vol.4
イスマイル   残虐の好きな帝に責められて息も絶え絶えというか喘ぎというか吐息というか。下手なBLよりよっぽどアレです。まあ艶事も拷問も音声では似たようなもんですよね(暴言)。
しかし、天禁同様出番が短いので、まずは他の巻を買ってからの購入検討が良いかなと。
天馬の血族
CRYSTAL LORD OPERA
Vol.5
イスマイル 対象への劣等感と憎悪、しかもその憎悪が愛情の裏返しであることに本人は気付いていない(自覚すれば足下崩れるくらいの衝撃を受けるだろう部分も含めて)なんてあたりがまさに氏のキャラクターだなと思います。竹宮先生の造形と氏の演技のコラボは沼ですね(首まで浸かりながら)。 イスマイルというキャラクターの核となる「兄への感情」がよく分かる巻です。彼の感情のうねりが外に出る3巻も好きですが、内面に重きを置いた今巻も甲乙つけがたい。トラック4前半とトラック6終盤に登場します。
(余談)ユルク役の速水奨さんもさすがだな~! と思いました。ぴったりです。
天馬の血族
外伝・天空<そら>をみたことがある
イスマイル(12歳) 草原の第二皇子。人質として都に送られ、帝の正体を目の当たりにする。 台詞2行と聞いていましたが、炎ミラの一瞬芸よりはある(笑)。
怯える子供時代、ブックレットにアフレコレポートがあって、塩沢さんについての記述もばっちりです。
ドラゴンランス戦記
(カセット/全8巻)
※4、7巻には塩沢さんの出演なし
レイストリン メイン級。主人公(田中秀幸さん)のパーティーに属する魔術師。魔法の実力は相当なもの。冷笑癖や馴れ合いを好まない性格ゆえ一行の中ではやや浮いた存在だが、仲間の窮地を救うなどの面もある。双子の兄がいる。 ファンタジー×異種族×冒険譚。作品自体面白いし、レイストリンの多面的な魅力にやられました。オススメ!
独自の見地を持つためパーティー内で埋没せず、存在感のある役柄です。彼と兄の関係が物語の一つの軸になっており、弟キャラと聞いて手を出した私の期待は大きく報われました。
健康を害されている年の若いキャラクターとの設定で、他では聴けない演技を味わえます。
(余談)久川綾さんがこれ以上はないというくらい見事にローラナというキャラクターを表現されています。ファンになりました。

ハ行

タイトル役名キャラクター感想ほか
吸血鬼ハンターD

風立ちてD/D-妖殺行/北海魔行 1/同 2/同 3
D
語り手(北海魔行3部作)
主役。旅人帽と長い刀が印象的な凄腕の吸血鬼ハンターで、絵に描けぬ程の美貌を持つ。長髪。人間を狩る貴族と人間の混血(ダンピール)であり、左手に人面疽を宿す。 OVA発売後、全5巻のカセットが発売され、CD-BOXの形で復刻されています。
完成度の高いドラマCDです。ぱっと思いつくイメージを挙げるなら、荒涼とした風景、静けさ、孤独の匂い、あたりでしょうか。永井一郎さん演じる「左手」との会話にDの人間味が覗くようで好きでした。
このシリーズはどの巻も素晴らしいのですが、中でもDが語りも担当した北海魔行のラストは出色です。
パラサイト・イヴ 脳外科医 家族に脳死を告げる医師。 SFホラー作品。キャストは盛大に青二メンツ。
医師はディスク1のみに登場し、主軸には絡みません。台詞量はそこそこ。
ファンタスティックフォーチュン
Drama CD Special
シオン・カイナス 宮廷魔導士。遊び人風。 本編は乙女ゲーム(48さんの感想はこちら)。ドラマと聞いて他のキャラクターとの会話を期待したものの、ヒロインが攻略対象に会いに行って話を聞くという、紹介のためのCDでした。シオンは陽気でグー。
BOOM TOWN
SONG SONG SONG
ウィザード バーチャルアイドル・珠里&愛里の熱烈なファンで、天才ハッカー。自称、電脳恋泥棒・ラブリーペルソナ(…)。デバッカーである主人公に対抗心を燃やし、事あるごとに挑発してくる。 "いかにも"なイッちゃってる系オタクで、画面に映るバーチャルアイドルに陶酔し、「この全身で君を感じる。それが僕の使命…」なんて言います。基本は壊れた三枚目ですが、たまーに美形声になるので侮れません。
登場トラックは3~7(全10トラック)。
ブリュンヒルトの黄昏
(天下無敵あどりぶ銀英伝付録)
オーベルシュタイン OVAに準じる、はず 皇帝&親友&三長官による、たかだか五分程度のギャグ話ながら、腹筋が攣るほど笑いました。「魔法の呪文は…」は何回聴いても笑います。
大真面目にダジャレを言ったり、笑ったりする閣下が聴けるとは思いませんでした。あと実はロイと仲良いだろ。
冥王計画<プロジェクト>ゼオライマー
大冥界
塞臥<さいが> OVAに準じる、のか? シリアスだったOVAとは異なり、ギャグにまみれたCDです。キャストさんの持ち役ネタあり、男色ネタあり、本編ネタありと盛り沢山。あのキャラもこのキャラも壊れていて、塞臥が常識人に思える始末(笑)
鈴置さん・速水さんと子供声で共演するシーンもあります(!)路線は違えど、OVAもCDも大好きな作品です。
(余談)クレジットの鈴置さんが楽しかったです(笑)

マ~ワ行

タイトル役名キャラクター感想ほか
マージナル メイヤード 長官。強い権限を持つ。女性のいない地球で進められる"マージナルプロジェクト"の責任者。 萩尾望都さん原作。長官と聞いて想像していたのよりも若い声でした。主人公でもないし、初めはそんなに重要な役でもないのかなと思っていましたが…。最終回では憑き物が落ちたような声、心情の演技が本当に。彼の決断にただ、涙。
未来放浪ガルディーン
大歌劇。
ガルディーン 主人公・コロナ一行と共に行動し、コロナを自分のパイロットと認識する巨大戦闘メカ。自称、オーガニックエンフォーサー。機械でありながらすぐにいじけるなど、人間味がある。 声の布陣がのけぞる豪華さ。
登場人物・展開ともにコミカルです。あっちにもこっちにもパロディが転がっていて、全部分かった自信がありません(笑)
「ガルちゃん♡と呼んでください」というガルディーンは何とも力の抜けるロボットで、かわいいです。
Message
声優コレクション Vol.1
塩川兼人
ご本人
主役。フリーのCMディレクター。もてることで有名だったが、電話の混線という偶然から会話をした女性に惹かれる。一目会いたいという願いは…。 基本はボーカル集。ドラマはトラック7のみですが30分近くあり、塩沢さんは喋りっぱなしです。語り部分の真摯さ、素敵です。留守録の声も。
ラストトラックはお一人ずつからメッセージ。ブックレットにコメントとお写真掲載。
妖精作戦
(カセット/全2巻)
平沢千明 30歳。私立探偵事務所を構える。探偵業だけでなく、傭兵・工作員もこなす何でも屋。実力に裏打ちされた自信があり、強心臓。超能力ゆえに謎の組織に狙われる女子高生・小牧ノブのボディガードを引き受ける。英語もOK。 平沢の軽妙洒脱なノリが好きです。よく喋るし頼りになるし、カッコイイ塩沢さんを聴きたい時はコレ!
出番も見せ場もばっちりあります。塩沢さんのこの手のキャラクターが大好きなので、何度も聴き返す一作です。
作品自体もノリが良くて非常に面白いです。カセットで人に薦めづらいのが難点ですが、聴ける環境にある方は是非に。
ラストブロンクス
(全4巻)
稲垣丈 23歳。元々主人公・優作とともにソウルクルーに属し、No.2の座にいたが、頭が何者かに殺されたため、チームが混乱に突入。次期リーダーとして優作に期待されるも継がずに脱退し、新チームを率いる。沈着で兄貴肌。 ラジオドラマのCD化で、出番は1巻が一番多いです。シリアスに決めているドラマ本編以外に、ショートギャグのパートに登場して三枚目もやってくれます。
続きに登場トラック。
(1)T1、2、5~7、9、11
(2)T3
(3)T4、11
(4)T3、6、7、10
李氷・夏朝幻想 李氷 主役。癖の強い黒髪の美形。18、9歳程度の外見だが、実際は何百歳か何千歳。暇つぶしに人間の世界に下りたところで運命の少女に出会い、以降、転生を重ねるたびに彼女と会うも、自身が人間でないことから悲劇的な別れを迎える。 コミックスの「夏朝幻想」「通魔鬼」「冬虫夏草」を音声化。
李氷はとぼけたりシリアスだったり人間味があって、一途にヒロインを想い続ける健気さったらありません。物語が李氷の目を通して語られ、出演者が3人だけということで、モノローグ含めた李氷の台詞量が群を抜いています。オススメ!
ブックレットに脚本&キャストコメント掲載。
レディストーカー
過去からの挑戦
コックス メイン3人のうちの1人。コック帽に出刃包丁に前掛け。がっしりした頼れる外見だが、心は女性。ブックレットによると「アドリブ満載の力演にして熱演にして快演」。塩沢さんノリノリ。 お約束のギャグから斜め上のギャグまで、縦横無尽に駆け巡るギャグ、ギャグ、ギャグ!
演出が千葉繁さんの時点でもう(笑)十秒に一回笑い所がくるという驚異の作りで、コックスは庭師のヨシオ(青野武さん)と共にお嬢様(桜井智さん)に振り回されたり、振り回したり。
塩沢さんのこの手のキャラは結構聴いてきたつもりですが、まだこんな引き出しをお持ちだったかと唸りました。トラック3では落ち着いたナレーションも担当されています。
ロードス島戦記
1「眩惑の魔石」
2「宿命の魔術師」
スレイン 2巻:魔術師。アラニアの賢者であり、純粋な心の持ち主で穏やかな性格。やんちゃで子供扱いされることを嫌う弟子(何と速水奨さん)がいる。 (1)出番は控えめ。
(2)主役並の出番と台詞量と重要度です。心の綺麗なキャラクターで、呪文を唱えるところがGOOD。感情をのせた台詞が見事にキャラクターの輪郭を描き出し、肉を持たせます。
ワンダーBOY
My Dear Wonder
百地紅雪<ももち・こうせつ> 良くも悪くも世間ずれしておらず、天然っぷりを発揮して従者である蓮司(池田秀一さん)を困らせたりする。病身で視力を失っており、敬語。無垢と天然を標準装備。 原作未読ながら話は軽いノリでとっつきやすく、キャストの豪華さも手伝ってさらっと楽しめました。この手の作品で塩沢さんが純粋な可愛い人を演じるのは珍しい気がするだけに、出番が少ないのが非常に惜しいです。
このCDのセールスポイントは何といっても蓮司役・池田秀一さんとの絡みでは! 最初驚きすぎてキャスト一覧を二度見しました(笑)是非ともお聴きください♡

その他(ラジオ放送など)

タイトル役名キャラクター感想ほか
顔に降りかかる雨

(1997)
山崎龍太 左頬に深い傷のある男。失踪した友人を捜す羽目になった主人公が、友人の恋人である成瀬(安原義人さん)の会社を訪れた際に自宅スペースではち合わせた相手。 (NHK-FM/アドベンチャーロード)
山崎は全10回中、第4、5、9、10回に登場(10は回想の一言のみ)。
「何かあるな」と思わせる、腹に一物抱えた声で好きな部類なんですが、出番が少ないのと掘り下げをはしょられているので消化不良です。ただし、安原さんと直接絡む共演作は珍しい気がするので、その点はナイス。
全話にキャストクレジットつき。
(余談)楽しい話じゃないし、設定が無理無茶の突っ込みどころだらけでなかなか没入できなかったんですが、安原さんが全話出演されているので通して聴けました。二番手クレジットで台詞が多く、タイトルコールも! 役柄がもの凄く安原キャラって感じで笑いました。いい声だけど信用しちゃいけないタイプ(笑)
サハラの涙

(1988)
大地有太郎 第1、2話に登場。主人公・悠馬(堀秀行さん)の親友。何をやっても儲かってしまうのが悩み。 (NHK-FM/アドベンチャーロード)
青年役ということで声が若いし、恋人もいる、人生謳歌しています系イケメンさん。好きなトーンなので第2話で殺されて出なくなるのが惜しいですが、堀悠馬がめっちゃ心配してくれるのと慟哭が素晴らしいのでオススメです^^親友、いいですね。第2話何回も聴きました。
少女探偵に明日はない

(1988)
フランソワ 準主役(主人公相手役)。快活なピザ売りの青年。映画俳優ミッシェルの死に疑問を抱き、主人公・ミカとともに真相究明にのりだす。 (NHK-FM/アドベンチャーロード)
フランソワは頼りになるし、歯切れが良くって好青年。若くていい声! タイトルコールも。
塩沢ボイスのピザ売りというだけでも聴く価値は大。いいですよ。お話も面白かった。
タイム・リーパー

(1998)
森坂徹 主役。23歳。彼女持ち。銀行の営業マンで至って普通の青年だったが、交通事故がもとで30年後の世界に跳んでしまった。タイム・リーパー(時間跳躍能力者)と見なされ、危険な組織から追われる羽目になる。 (NHK-FM/青春アドベンチャー)
目が覚めたら30年後。傍らにいて、共に行動することになる少し年上の女性は、何と未来の自分の娘。アクションあり、淡い恋心ありの時間SF作品。
森坂は平凡で善良な人物であるがゆえに、その悩みも等身大です。肩肘張ったところがないのでリラックスして聴けました。主役なので喋りっぱなし。嬉しいです♪ お話も良く出来ていて面白い。
BASARA
ボイスメッセージクロック

(2000)
揚羽 BASARA SPECIAL BOX。目覚まし時計の音声。更紗、朱理、揚羽、浅葱4人の掛け合い。 (目覚まし時計)
揚羽の台詞は「見込み違いだったな」や「俺にしとけよ」。
後者が…こっち方面の台詞は客観視できるつもりでいたんですが、赤面不可避で呻きました。色気の滴る甘さとゆーのを音声化すればこうなるという例。(この台詞は原作にもありますが、あのシーンの感じではなさそうです)
雪おんな

(1984)
蓑吉 主役。親方と泊まった山小屋で、美しいがひどく冷たい女を見る。夢だったのかと思い始めた頃にある女性と出会い、結婚するが。 (文化放送/ラジオ小説「私の文庫本」)
筋としては小泉八雲の「雪女」。何をおいても、蓑吉がとにかく喋りっぱなしで嬉しいです。大変な台詞量! 叫び声を上げようとして声が出せないシーンはうますぎます。