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スラップスティック
目次
発売年 | タイトル | 型番 | 備考 |
---|---|---|---|
1978 | 人気声優五人衆 スラップ・スティック | KC-7095 | 対談コメントあり |
1979 | スラップスティックに気をつけろ(Be caution with Slapsitck!) | C25A0051 | A1変形(縦長)ポスター付 |
青春的恋愛論(Wait! Slapstick) | C25A0076 | A1ポスター付 | |
1980 | トロピカル(TROPICAL) | C25A0098 | A1変形(正方形)ポスター付 |
モロGS | C28A0125 | 豪華カレンダー付 | |
1981 | GSチック | C28A0164 | A3変形(正方形)ポスター付 |
GS伝説 | C28A0201 | 豪華大型ポスター付 | |
1982 | ボートハウスへ連れてって(Take me to boathouse) | C28A0225 | A1変形(正方形)ポスター付 |
戦場ロマンシリーズ イカロスの飛ぶ日・凍結戦線 | C25G0152 | ||
1983 | コバルト・ムーン(COBALT MOON) | C28A0269 | A1ポスター付 |
DO YOU REMEMBER? 直線回帰 | C28A0312 | A1ポスター付 | |
1984 | BEST OF SLAPSTICK | C28A0314 | A1ポスター付 |
'84 スラップスティック NEW YEAR LIVE! -グッバイ雄二- | C25A0326 | A1ポスター付 | |
スラップスティック・グラフィティー(SLAPSTICK GRAFFITI) | C28A0467 | 特製ピンナップ6枚付 |
作品詳細
人気声優五人衆 スラップ・スティック ▲
タイトル | 人気声優五人衆 スラップ・スティック | |
---|---|---|
発売日 | 1978年12月 | |
付属品 | 歌詞カード・メンバー対談「汗のひと滴でも感じて欲しい」 「キンキラの衣装を着て、汗をダラダラ流して演奏した。その汗のひと滴の意味するところのみでも、わかってもらえれば、十分だと思うね(神谷明)」 |
|
備考 | A-5、A-7の原曲は「おれは洸だ」「ダッシュ!マシンハヤブサ」ですが、LP上の表記に従っています |
1978年9月30日、10月1日の両日にヤクルトホール(東京都港区)で開催されたコンサートの様子を収録したライブLPで、神谷明さんが在籍していた頃に発売された唯一のLPです。(2006年に発売されたCD-BOXには、このLPは収録されていません)
「勇者ライディーン」「(新)巨人の星」「マグネロボ ガ・キーン」「マシンハヤブサ」…メンバーの代表作の主題歌をそれぞれがカバーされてる4曲が一番の聴きどころでしょうか。ちなみに、ソロのない野島さんは「さすらいのギター」で泣きのギターを披露してくださっています。
竹尾智晴(中尾隆聖)さんによる楽曲「旅人ひとり」は神谷さんの楽曲として有名ですが、スラップがワンコーラスずつ歌っているこのバージョンも素敵です。古谷さんの力強い熱唱による全編英詞の「YOU KEEP ME HANGING ON」に、曽我部さんのギターが光る「運命」も大変カッコよくて大好きな一曲です。
ベンチャーズ系のインストも交えつつ、最後はスラップのテーマソング「愛のリメンバー」で締め。湧き上がるファンの黄色い歓声に、聴いているだけで気持ちが盛り上がる一枚です(^^)
曲名 | ボーカル | 作詞 | 作曲 | 歌い出し | ||
---|---|---|---|---|---|---|
A 面 |
1 | クルーエル・シー | (インストルメンタル) | Mike Maxfield | ||
2 | ブラック・サウンド・ビーチ | 弾厚作(加山雄三) | ||||
3 | バットマンのテーマ | Neal Hefti | ||||
4 | メンバー紹介 | |||||
5 | 俺は洸だ | 神谷明 | 小山啓介 | 小森明宏 | なぜだろう なぜだろう 心が燃える | |
6 | よみがえれ飛雄馬 | 古谷徹 | 梶原一騎 | 渡辺岳夫 | 夕陽に消えた あのヒーローが | |
7 | たたかえ!ガ・キーン | 古川登志夫 | 浦川しのぶ | 渡辺宙明 | イ イ イイ いまだ とびだせ スイートクロス | |
8 | マシン・ハヤブサ | 曽我部和行 | 保富康午 | すぎやまこういち | 飛ばせ 大地をけって 驚異のスーパー・マシン | |
B 面 |
1 | ブルー・スター | (インストルメンタル) | Victor Young | ||
2 | さすらいのギター | J.A.Schatrow | ||||
3 | 旅人ひとり | (全員) | 葛西幸雄 | 竹尾智晴(中尾隆聖) | 旅人よ お前はいま一人 旅に出る | |
4 | 10番街の殺人 | (インストルメンタル) | R.Rodgers | |||
5 | YOU KEEP ME HANGING ON | 古谷徹 | B.Holland, L.Dozier, E.Holland | Set me free why don't you babe' | ||
6 | 運命 | (インストルメンタル) | L.Beethoven | |||
7 | 愛のリメンバー | (全員) | 鈴木義之 | 鈴木義之 | 二人の愛の言葉 二人のちぎりを |
スラップスティックに気をつけろ(Be caution with Slapsitck!) ▲
タイトル | スラップスティックに気をつけろ(Be caution with Slapsitck!) | |
---|---|---|
発売日 | 1979年8月5日 | |
付属品 | 歌詞カード、A1変形(縦長)ポスター |
神谷(B)さんが脱退し、三ツ矢(Key)さんが加入された後に発売された、メジャーデビュー後初のLPです。
「われらスラップスティック!」や「青春とは何だ?」など、声優さんならではの台詞まわしが効いた楽曲が特徴的ですが、古谷さんの代表曲とも言える「少年時代」や、間奏部分の台詞の甘さが絶品な「シーサイド・ハネムーン」なども収録された、台詞も笑いも歌も楽しめるバラエティ豊かな一作です。
そしてスラップの楽曲としては初の曽我部さん作詞作曲の「渚に君を」!シンプルながらも哀愁漂うメロディーラインに、曽我部さんの甘く、低く、伸びのある歌声がぴったりで…。曽我部さんの楽曲の中でも特に好きな一曲です。
しかし今作の一番の聴きどころはやはりB面のコントでしょう!当時の作品のネタがふんだんに盛り込まれたフリーダムなコントから、「アルプスの少女ハイジロー」などの定番コントまで…スラップスティックの名前よろしくハチャメチャなコントが繰り広げられています。子供向けと思わせつつ、キワどい下ネタがさり気なく盛り込まれてるあたりがなんともスラップらしく感じます(笑)(^^;)
曲名 | ボーカル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 歌い出し | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|
A 面 |
1 | われらスラップスティック! | (全員) | 小林和子 | 大滝詠一 | 高田弘 | 走れ走れ ゴールをめがけ |
2 | シーサイド・ハネムーン | 古谷徹 | さがらよしあき | 近田春夫 | 高田弘 | 星屑のララバイききながら | |
3 | 渚に君を | 曽我部和行 | 曽我部和行 | 曽我部和行 | 高田弘 | うずまく 潮風 沖をゆく 白い船 | |
4 | 海辺のジュリエット | 古川登志夫 曽我部和行 |
小林和子 | 大滝詠一 | 高田弘 | 東の空 朝焼けに 霧が晴れたら 海はコバルト | |
5 | 少年時代(ボーイズライフ) | 古谷徹 | さがらよしあき | 近田春夫 | 高田弘 | 人さし指で風を見て 紙飛行機を解き放つ | |
B 面 |
1 | 青春とは何だ? | (全員) | D.N.P. | 信楽順三 | 高田弘 | 青春×5 青春とは何だ! |
2 | マンガ・アニメ・スーパーコミック | (全員) | D.N.P. | 信楽順三 | 信楽順三 | サァ サァ いよいよ始まりますよ | |
3 | 日本スラップスティック昔話 桃太郎の巻 誕生編 |
(全員) | D.N.P. | 信楽順三 | 信楽順三 | 生まれながらの快男児 だれだ!×3 |
青春的恋愛論(Wait! Slapstick) ▲
タイトル | 青春的恋愛論(Wait! Slapstick) | |
---|---|---|
発売日 | 1979年12月21日 | |
付属品 | 歌詞カード・解説書(浜口精神病院院長 浜口英治氏による) A1ポスター(1980年カレンダー付き) |
前回に引き続き、コミックバンド色の強い一枚ですが、それぞれの楽曲の前に「プレリュード・トゥ…」と題された短いドラマが収録されるなど、曲とドラマが絡み合った構成が、コミカルな曲をよりコミカルに、シリアスな曲をよりシリアスに彩っています。アレンジャーとして矢野立美さんが全編を通して参加されているのもこの作品だけ!…ということで、その点でも嬉しい一作です。
古川さんの代表曲「優しい時代」は、哀愁漂う歌詞とギターリフに古川さんのニヒルな歌声が見事にマッチしていて、スラップの楽曲の中でも最も古川さんらしい一曲だと思います。
「マイ・ガール」も曽我部さんを代表曲する名曲ですが、この曲を聴くと、どうしてもリメンバーコンサート(2013年)を思い出して目頭が熱くなります。間奏の台詞には、曽我部さんの御芝居に対する真摯さを見るようで…。矢野立美さんは、曽我部さんのソロ作品のアレンジも全曲手掛けていらっしゃいますが、この曲が最初にあたるのでしょうか?大変思い入れの深い一曲です。
――「愛の秘密を教えようか それはね、僕が君をみて 君が僕をみる…永遠に… ただ、それだけのことさ」(マイ・ガール)
曲名 | ボーカル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 歌い出し | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|
A 面 |
1 | スラップスティック見参! | (全員) | 森雪之丞 | 大瀧詠一 | 矢野立美 | 通勤ラッシュの大ピンチ |
2 | プレリュード・トゥ・<ロックン・ろばた・MUSIC> | ||||||
3 | ロックン・ろばた・MUSIC | 野島昭生 | 所ジョージ | 所ジョージ | 矢野立美 | ちょいと そこのおじょうさん | |
4 | プレリュード・トゥ・<星空のプレリュード> | ||||||
5 | 星空のプレリュード | 三ツ矢雄二 | 森雪之丞 | 大瀧詠一 | 矢野立美 | ペア・ペンダント 砂に埋めて | |
6 | プレリュード・トゥ・<恋のコブラツイスト> | ||||||
7 | 恋のコブラツイスト | 古谷徹 | 近田春夫 | 近田春夫 | 矢野立美 | ミエミエのウソで いつもボクを | |
B 面 |
1 | 優しい時代 | 古川登志夫 | さがらよしあき | 村上輝晃 | 矢野立美 | 俺とお前の青春は 共に暮らした下宿屋の |
2 | プレリュード・トゥ・<マイ・ガール> | ||||||
3 | マイ・ガール | 曽我部和行 | 曽我部和行 | 曽我部和行 | 矢野立美 | 薔薇の花を胸に抱き ガラスごしに僕をみる | |
4 | プレリュード・トゥ・<愛ちゃん> | ||||||
5 | 愛ちゃん | (全員) | さがらよしあき | 村上輝晃 | 矢野立美 | 僕がよく行く銭湯の 番台娘の愛ちゃんは | |
6 | プレリュード・トゥ・<ラブ・シュプール'79> | ||||||
7 | ラブ・シュプール'79 | 古川登志夫 | 近田春夫 | 近田春夫 | 矢野立美 | きらきらまぶしげな あなたのシュプールは |
トロピカル(TROPICAL) ▲
タイトル | トロピカル(TROPICAL) | |
---|---|---|
発売日 | 1980年6月21日 | |
付属品 | 歌詞カード、A1変形(正方形)ポスター付 | |
備考 | ジャケット裏面に、収録時のエピソードを交えた短いメンバー紹介あり。 (作詞家のさがらさんに一目惚れして、急にいじらしくなる三ツ矢さんなど/笑) |
作詞・作曲のメンバーの豪華さにかけては、やはり今作が一番ではないでしょうか…(もちろん他のLPも十分すぎるほど豪華なのですが!)
ジャケットやタイトルからもわかるように、全編を通して「夏」や「海」がテーマとなっていますが、「真夏の38度」のような明るく賑やかな楽曲はむしろ少なめで、夕暮~夜が舞台の、大人っぽくしっとりとした曲が中心になっています。豪華すぎるサウンド陣の参入もあってか、前作と比べると、コント面から音楽面へとぐっと重きが移されている一枚です。
中でも、弾厚作(加山雄三)氏による「夜間飛行」は、曽我部さんの楽曲の中でも一二を争うほど好きです…!曽我部さんには珍しい全編ハイトーンの楽曲というのも提供曲ならでは。ジャケット裏面にも「あこがれの加山雄三さんの曲を歌えて、ホクホクしてました」とあるのがまた(^^)
曲名 | ボーカル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 歌い出し | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|
A 面 |
1 | 真夏の38度 | (全員) | 宮下智 | 宮下智 | 飛澤宏元 | 今頃 カリブじゃ 海賊どもがパーティー |
2 | ココナッツ・エンジェル | 古川登志夫 古谷徹 |
森雪之丞 | 森雪之丞 | 飛澤宏元 | 焼けた砂浜走る 渚のAngel | |
3 | 夕陽の恋人 | 古谷徹 | 宮下智 | 宮下智 | 飛澤宏元 | 貴方の肩越しに見た夕日は 頬を赤く染めたよ | |
4 | クリスタル・ムーン | 三ツ矢雄二 | 小林和子 | すぎやまこういち | すぎやまこういち | 月に腰かけ ストリート見下ろせば | |
5 | 永遠の葉山 | 古谷徹 | さがらよしあき | 宮下智 | 飛澤宏元 | 優しい夜に歌う 素敵な海のドラマ | |
B 面 |
1 | 夜間飛行 | 曽我部和行 | さがらよしあき | 弾厚作 | 飛澤宏元 | 真夜中に南の空を 僕は愛の水平飛行 |
2 | デッキ・チェア | 古川登志夫 | 森雪之丞 | 大滝詠一 | 飛澤宏元 | きのう着いた 手紙の シミはきっと ココナッツ | |
3 | ピンナップ・レディ | 野島昭生 | 小林和子 | すぎやまこういち | アブラー蝦蟇野 | うたたね邪魔する 夏のピンナップ・レディ | |
4 | テレスコープ | 曽我部和行 | 小林和子 | 曽我部和行 | 飛澤宏元 | 彼は五本目の煙草揺らした | |
5 | 流星'80 | 三ツ矢雄二 | 森雪之丞 | 森雪之丞 | 飛澤宏元 | 夕陽をみつめる おまえの瞳が |
モロGS ▲
タイトル | モロGS | |
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発売日 | 1980年11月21日 | |
付属品 | 歌詞カード・解説書(浜口精神病院々長 浜口英二氏による) 豪華カレンダー(※詳細不明) |
|
備考 | 「青春的恋愛論」の際は浜口英"治"氏と表記されていましたが…そもそも何者なのか(^^;) |
ここからGS(グループ・サウンズ)三部作に入ります(笑)…といっても音楽性がガラッと変わるということはないのですが、ソロ主体の構成だった前作「トロピカル」から変わって、メンバーのコーラスが活きた楽曲が揃っており、GSっぽさ=スラップらしさをより感じられるアルバムになっています。
三ツ矢さんの代表曲とも言える「蒼い渚」は、三ツ矢さんの美しい歌声もさることながら、コーラスでのメンバーとの掛け合いが非常に美しくて大好きな一曲です。ケルト調の童話的な楽曲「純愛物語」も、三ツ矢さんによる少女のように澄んだソロが大変美しく、三ツ矢さんファンには是非オススメしたい一枚になっています。
そして締めは「愛のリメンバー」!この後も何度も収録される一曲ですが、バンド形式のスタジオ録音のものは今回と「グラフィティ(再録)」だけなので、「愛のリメンバー」聴きたさについつい「モロGS」を聴いてしまうほどです(^^)
曲名 | ボーカル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 歌い出し | ||
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A 面 |
1 | スラップスティック・ モロ・GSのテーマ |
(インストルメンタル) | 石田勝範 | 石田勝範 | ||
2 | 愛の鎖 | 曽我部和行 | 森雪之丞 | 森雪之丞 | 石田勝範 | 君を愛して初めて 悲しみを知った | |
3 | 好きだよオンリー・ユー | 古谷徹 | 森雪之丞 | かまやつひろし | 石田勝範 | 心がちょっぴり 凍えた夜には | |
4 | 冬の海 | 古谷徹 | なかにし礼 | すぎやまこういち | すぎやまこういち | 風が冬の海辺で 今日も泣いているよ | |
5 | りんりん電話 | 野島昭生 | 宮下智 | 宮下智 | 石田勝範 | 恋人になれたら すてきだね | |
6 | 蒼い渚 | 三ツ矢雄二 | 森雪之丞 | かまやつひろし | 石田勝範 | さざ波に君は さらわれていく | |
B 面 |
1 | 純愛物語 | 三ツ矢雄二 | なかにし礼 | すぎやまこういち | すぎやまこういち | 森と湖の 祭りの夜に |
2 | HOREGIMI | 古川登志夫 | 森雪之丞 | 森雪之丞 | 石田勝範 | 坂の上で君が 僕に手を振る | |
3 | 潮騒にのせて… | 曽我部和行 | 宮下智 | 井上忠夫 | 石田勝範 | 黒い瞳の少女 美しい姿 | |
4 | バラの贈りもの | 三ツ矢雄二 | 宮下智 | 井上忠夫 | 石田勝範 | あなたの髪に手を触れ | |
5 | 想い出のメリージェーン | 曽我部和行 | 宮下智 | 宮下智 | 石田勝範 | メリージェーン メリージェーン | |
6 | 愛のリメンバー | (全員) | 鈴木義之 | 鈴木義之 | 石田勝範 | 二人の愛のことば 二人のちぎりを |
GSチック ▲
タイトル | GSチック | |
---|---|---|
発売日 | 1979年8月5日 | |
付属品 | 歌詞カード、A3変形(正方形)ポスター | |
備考 | ポスターの図柄はEP「シュラシュシュNo.1!」 のジャケットです |
発売時期的にも夏がテーマの楽曲がちらほら。ただ「トロピカル」の時と異なるのは、アップテンポでコミカルな曲が増えている点でしょうか。大人っぽさは健在…というか、少しアダルティックな方向にシフトしています(笑)
今回はゲストとしてパタリロでお馴染みの白石冬美さんが参加されています。(アニメが放映されるのは3年も後の話ですが!)
前作は「三ツ矢さんファンにオススメ」…でしたが、今作は「古川さんファンにオススメ」の一作です。「トニーに気をつけろ」はリメンバーコンサートでも大変盛り上がりました!「浮気な登志夫に気をつけろ!」に歌詞が変わっていたりもして(笑)
そして極み付きは白石さんとのデュエット「青山ロンリーナイト」!見つめ合って歌うようなベッタベタなデュエット系歌謡曲ですが、アダルトにも下品にもならずに、実に可愛らしく(でもちょっぴりセクシーに)仕上がっているのはお二人の演技力と素晴らしい歌声の賜物かと思います(^^)
――「酔って青山 ほてるからだ」「ふらり赤坂 ホテルの前」「おまえがほしい」「奪っていいわ」『ぐっと淫らに それが恋』(青山ロンリーナイト)
曲名 | ボーカル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 歌い出し | ||
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A 面 |
1 | シュラシュシュNo.1! | 古谷徹 | 森雪之丞 | 近田春夫 | 大谷和夫 | 真赤な太陽 ぶっとばせ! |
2 | 夕陽のジェニー | 三ツ矢雄二 | 森雪之丞 | かまやつひろし | 大谷和夫 | ジェニー 好きさ 泣かないで | |
3 | トニーに気をつけろ | 古川登志夫 | 森雪之丞 | 森雪之丞 | 大谷和夫 | やさぐれトニーに気をつけろ! | |
4 | 幻の少女 | 曽我部和行 | 森雪之丞 | 加瀬邦彦 | 大谷和夫 | 見しらぬ僕に 声をかけたのは 何故? | |
5 | 太陽のパーティー | 古谷徹 | 森雪之丞 | かまやつひろし | 大谷和夫 | No, No, No てれないで | |
6 | G.S.ハリケーン | (インストルメンタル) | 大谷和夫 | 大谷和夫 | |||
B 面 |
1 | 青山レイニー・ナイト | 古川登志夫 白石冬美 |
森雪之丞 | 鈴木邦彦 | 大谷和夫 | 「歩こうか」「歩きましょ」 |
2 | ピンクの部屋で恋をしないか? | 三ツ矢雄二 | 森雪之丞 | 加瀬邦彦 | 大谷和夫 | ピンクのお部屋で モモモヤヤ | |
3 | ハートブレイク サンセット | 古谷徹 | 岡田冨美子 | すぎやまこういち | あかのたちお | 夕日が泣いてる 海辺 | |
4 | 霧の中のロンリーシチィ | 野島昭生 | 森雪之丞 | 近田春夫 | 大谷和夫 | 靴音だけを残し 夜霧の中へ消えた | |
5 | モシモシ・・・・・・ | 野島昭生 | 岡田冨美子 | すぎやまこういち | あかのたちお | 電話をかけると モシモシ | |
6 | 白銀伝説 | 曽我部和行 | 森雪之丞 | 鈴木邦彦 | 大谷和夫 | 雪に埋もれて おまえは眠る |
GS伝説 ▲
タイトル | GS伝説 | |
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発売日 | 1981年12月5日 | |
付属品 | 歌詞カード、豪華大型ポスター(※詳細不明) |
GSシリーズ第三弾。シンプルなバンドスタイルで演奏された楽曲と、メインボーカルとコーラスとの掛け合いが心地良い、最もGSらしさに溢れた一作かな、と思います。
「愛しのジェニファー」や「赤い靴の少女」など、大変カッコいい楽曲も多いのですが、全てを覆い尽くしてしまうくらいのインパクトを持っているのが「愛の逃亡者」。加瀬邦彦さんの楽曲ということで、ギターのカッコよさにも実に痺れるのですが、本領は間奏部分から!
曽我部さんのシリアスで男前なボイスによる「◯月×日、雨。愛しすぎた女と、バスガイドさんごっこをしてしまった俺は、都内某精神病院に収容されることになった」というとんでもないモノローグから始まり、あとはもう…はちゃめちゃです(笑)久々となるアニメのネタを交えたコントで楽しませていただいた後、コントの最後に待っている、笑い抜きの真剣な台詞のカッコよさと言ったらもう!スラップらしい、楽しさ溢れる名曲です(^^)
――「Oh, Baby. 馬鹿なお遊びはこれまでだ。お前を縛ったままの愛の巣に戻るよ……そう、死ぬほど愛してやるぜ!」(愛の逃亡者)
曲名 | ボーカル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 歌い出し | ||
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A 面 |
1 | ハートでノックダウン | 古川登志夫 | 森雪之丞 | 加瀬邦彦 | 大谷和夫 | 君はヴィーナスなんだと みんなが 噂しているよ |
2 | ヘイ・ヘイ・ダーリン | 野島昭生 | 仲畑貴志 | かまやつひろし | 大谷和夫 | こっちを向いてよ Darling | |
3 | ロリータ | 曽我部和行 | 仲畑貴志 | かまやつひろし | 大谷和夫 | 霧にとざされた森の中へ あなたは消えて帰らぬ人さ | |
4 | メチャ メチャ LOVE YOU | 野島昭生 | 岡田冨美子 | すぎやまこういち | 大谷和夫 | LOVE ME, LOVE ME, LOVE ME 振られても | |
5 | 野ばらの坂道 | 古谷徹 | 森雪之丞 | かまやつひろし | 大谷和夫 | 野ばらが咲いていた 小さな坂道で | |
6 | 愛しのジェニファー | 古谷徹 | 森雪之丞 | 加瀬邦彦 | 大谷和夫 | 恋したらラブ・レター書くなんて それは嘘さ | |
B 面 |
1 | 愛の逃亡者 | 曽我部和行 | 森雪之丞 | 加瀬邦彦 | 大谷和夫 | おまえと逢ったのは 地下室のパーティー |
2 | 哀愁のブルー・ギター | (インストルメンタル) | 大谷和夫 | 大谷和夫 | - | ||
3 | 赤い靴の少女 | 古川登志夫 | 岡田冨美子 | すぎやまこういち | 大谷和夫 | ONLY YOU 好きさ 好きさ 逢うたびやさしくなるね | |
4 | ONLY YOU | 三ツ矢雄二 | 岡田冨美子 | すぎやまこういち | 大谷和夫 | 日暮れの街角 赤い靴 涙ぐんでた女の子 | |
5 | ポッピング・セブンティーン | 古川登志夫 古谷徹 |
森雪之丞 | かまやつひろし | 大谷和夫 | 僕の恋人は 白いブーツをはいた | |
6 | アンコール | 三ツ矢雄二 | 岡田冨美子 | すぎやまこういち | 大谷和夫 | シナリオなくなれば 愛は終わりですか |
ボートハウスへ連れてって(Take me to boathouse) ▲
タイトル | ボートハウスへ連れてって(Take me to boathouse) | |
---|---|---|
発売日 | 1982年7月21日 | |
付属品 | 歌詞カード、A1変形(正方形)ポスター付 | |
備考 | ポスターもメンバーのお写真でなく、ジャケット同様のイラストポスターに。 |
GS三部作が過ぎて、スラップの音楽性は、少し都会的な方向へと移って行きます。「トロピカル」「GSチック」に続く、夏がテーマのアルバムですが、どちらとも違う、明るさと大人っぽさが同居した、ジャケット同様のお洒落なアルバムとなっています。A面からB面に移ると、夜の雰囲気が深まっていくのも印象的です。
今回はゲストとして、戸田恵子さんが2曲ソロで参加されています。少女のようなキュートな歌声がコケティッシュに響く「キャラメル・デート」に、大人っぽさが増した歌声と南国調のレゲエのビートが心地よい「流星ハイウェイ」…二曲ともアルバムのメインと言えるくらい、素晴らしくお洒落な楽曲となっています。
そして野島さんの代表曲「LADY FISH」。この曲のためにこの一枚があると言っても過言ではありません!B面の一曲目にあたりますが、アコースティック主体の演奏と、野島さんのしっとりとした歌声が、アルバムを一気に夜の雰囲気に染め上げてしまいます。
「ボートハウスへ連れてって」は曲順やビジュアル的なテイストも含めて、ドラマティックな深みのある素敵なアルバムだな、と思います。
曲名 | ボーカル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 歌い出し | ||
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A 面 |
1 | 浮気なリンダ | 野島昭生 | 東海林良 | 小田裕一郎 | 大谷和夫 | イカしたディスコ 黒人バンド |
2 | サマー・メモリーズ | 古谷徹 | 東海林良 | 小田裕一郎 | 大谷和夫 | Summer sweet memories (x2) | |
3 | キャラメル・デート | 戸田恵子 | 森雪之丞 | かまやつひろし | 大谷和夫 | デートのお誘いなら 秘書を通してちょうだい | |
4 | 避暑地の恋 | 曽我部和行 | 近田春夫 | 近田春夫 | 大谷和夫 | 今頃 ぼくの事を 好きだと言い出す | |
5 | 君にWANT YOU! | 古谷徹 | 近田春夫 | 近田春夫 | 大谷和夫 | 君の瞳に want you 愛してるのさ 心から | |
6 | 夕陽のメロディー | 三ツ矢雄二 | 森雪之丞 | かまやつひろし | 大谷和夫 | 白いペンキの ボートハウスから | |
B 面 |
1 | LADY FISH | 野島昭生 | 森雪之丞 | かまやつひろし | 大谷和夫 | シャワーがしみるくせに 無理して焼くのはよせ |
2 | 流星ハイウェイ | 戸田恵子 | 森雪之丞 | かまやつひろし | 大谷和夫 | サーフボード 屋根にのせて 走る 夜のハイウェイ | |
3 | DOWN TOWN | 古川登志夫 | 森雪之丞 | かまやつひろし | 大谷和夫 | ダウンタウン・ロンリーナイト パブの片隅 | |
4 | 裸足でShakin' | 古川登志夫 | 近田春夫 | 近田春夫 | 大谷和夫 | 月の光が照らす浜辺で 朝まで踊ろう 輪になって | |
5 | 大銀河(エータ伝説) | 三ツ矢雄二 | 東海林良 | 小田裕一郎 | 大谷和夫 | 銀河(そら)に光る 流星(ほし)が消える | |
6 | 8月の都会 | 曽我部和行 | 森雪之丞 | かまやつひろし | 大谷和夫 | 銀色のオープンカーに さらわれて 君は消えた |
戦場ロマンシリーズ イカロスの飛ぶ日・凍結戦線 ▲
新谷かおる先生の戦場ロマンシリーズの「イカロスの飛ぶ日(第二巻収録)」「凍結戦線(第一巻収録)」を原作とした、テーマ曲、スラップの面々によるドラマ(15分程度)、主題歌が収録されています。前者がシリアス調で後者がコメディ調と、タッチが分かれており、スラップの様々な演技を楽しめるのも嬉しいです。
「イカロスの飛ぶ日」は特に好きな一話だったので、こんなに豪華な面々でドラマ化していただけるとは…!ただでさえ感動的なストーリーなのですが、古川さんの優しい演技がとても素晴らしく…聴くたびに、思わず目頭が熱くなってきてしまいます。
ナレーションと主題歌のボーカルは同じメンバーが担当し、ドラマの最後のナレーションから歌へと美しく移っていく構成になっています。
「星座になりたい」はこの後のアルバムにも収録されていますが、ドラマの余韻を残したままに堪能できるのは今作のみなので、是非一度はこの流れの中で聴いていただきたいです。スラップ全体を通しても屈指の名曲かと思いますが、ドラマの後だと、一つ一つのフレーズがより一層心に沁み渡ってくるように感じます…。
「白いエンジェル」は「星座になりたい」と同じく小林和子氏作詞、小六禮次郎氏作曲による、透明感に溢れた美しい名曲で、曽我部さんの楽曲の中でも、特に好きな一曲です。惜しむらくは、このアルバムにしか収録されていないことでしょうか…!あまりにもったいないです(・_・`)
曲名 | ボーカル | 作詞 | 作曲 | 歌い出し | ||
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A 面 |
1 | テーマ曲「永遠の旅人」 | (インストルメンタル) | 神尾明朗 | ||
2 | ドラマ イカロスの飛ぶ日 | 神尾明朗 | ||||
3 | 主題歌「星座になりたい」 | 古谷徹 | 小林和子 | 小六禮次郎 | あふれ出す想いを ガラスの小壜に入れ | |
B 面 |
1 | テーマ曲「気分はSpring」 | (インストルメンタル) | 神尾明朗 | ||
2 | ドラマ 凍結戦線 | 神尾明朗 | ||||
3 | 主題歌「白いエンジェル」 | 曽我部和行 | 小林和子 | 小六禮次郎 | 風吹くポケット かじかむ指 |
コバルト・ムーン(COBALT MOON) ▲
タイトル | コバルト・ムーン(COBALT MOON) | |
---|---|---|
発売日 | 1983年4月21日 | |
付属品 | 歌詞カード、A1ポスター(4~6月のカレンダー付き) | |
備考 | 前作同様、ポスターにはお写真がありませんが、 歌詞カード(見開き)の裏面がピンナップ写真になっています。 |
前作「ボートハウスへ連れてって」の都会的なテイストをそのままに、夜の雰囲気がより一層深まっています。オールディーズの名曲のカバーを取り入れたり、台詞やコントがある曲もなかったりと、音楽性に重点がおかれているのが特徴的です。前後のアルバムへの流れは感じられるものの、他のアルバムとは少し趣を異にした一枚になっています。
タイトルトラックの「コバルト・ムーン」は、これまでのスラップにはなかったようなジャズのテイストや複雑なコーラスが非常に印象的で、夏の夜のような爽やかさが心地よく、スラップ全体を通しても特にお気に入りの一曲です。
コーラスにかけては、アカペラの要素も取り入れられた「遠い渚」も大変美しく…このテイストはこの後の「直線回帰」にも受け継がれていく部分かと思います。全編を通して、音楽的により一層深みを増していくスラップを堪能できるアルバムです。
曲名 | ボーカル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 歌い出し | ||
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A 面 |
1 | コバルト・ムーン | (全員) | 小林和子 | 飛澤宏元 | 飛澤宏元 | Moon-light way バックミラーへと |
2 | On the Beach | 古谷徹 | 福地美穂子 | B.Welch H.Marvin C.Richard |
飛澤宏元 | 何もいらない リズムにのって | |
3 | ハイビスカスの夢 | 三ツ矢雄二 曽我部和行 |
小林和子 | 小六禮次郎 | 小六禮次郎 | 真昼の水面は 半透明なエメラルド | |
4 | サーフィン・サハリ | 野島昭生 | 小林和子 | B.Wilson M.Love |
小六禮次郎 | Let's go surfer now | |
5 | サウス・サンバ | 古川登志夫 | 小林和子 | 飛澤宏元 | 飛澤宏元 | 麻のスーツ ネクタイ直し | |
B 面 |
1 | When you walk in the room | 曽我部和行 | 小林和子 | J.D.Shannon | 飛澤宏元 | 傾く陽ざしを 部屋じゅうに |
2 | 背中合わせのSalty Rain | 古川登志夫 | 小林和子 | 小六禮次郎 | 小六禮次郎 | キャンドルの灯り 照らす横顔 | |
3 | 涙の思い出(HURT) | 三ツ矢雄二 | 小林和子 | J.Crane | 飛澤宏元 | I'm so hurt 君はもういない | |
4 | 遠い渚 | 曽我部和行 | 橋本淳 | すぎやまこういち | 小六禮次郎 | 二人で砂に書いた愛の言葉 | |
5 | 星座になりたい | 古谷徹 | 小林和子 | 小六禮次郎 | 小六禮次郎 | あふれ出す想いを ガラスの小壜に入れ |
DO YOU REMEMBER? 直線回帰 ▲
タイトル | DO YOU REMEMBER? 直線回帰 | |
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発売日 | 1983年12月21日 | |
付属品 | 歌詞カード、A1ポスター | |
備考 | ジャケット裏面にはメンバーの幼少期のお写真が掲載されています。 ポスターではちゃんと服を着てらっしゃいますが、中々に妖艶な雰囲気です(^^;) |
このジャケット!(^^;)「直線回帰」ということで、「ボートハウスへ連れてって」「コバルト・ムーン」から続く音楽性の高さをそのままに、原点を意識したような楽しいコントが散りばめられた、スラップの集大成と言える完成度の高い一枚です。
これまでの曲名が歌詞に散りばめられた「SLAP MEMORIES」、渋い歌声とコントでのお茶目さのギャップが素敵な「男達の伝説」に「横浜」、40年振りにメンバーが再会したものの、冬眠してた古川さんだけ変わっていない(笑)という設定の「青春浪漫」、締めは三ツ矢さんのソロによるアカペラ版「愛のリメンバー」…聴きどころを挙げればキリがありません。
「愛のリメンバー」のラストに「Please remember SLAPSTICK」というコーラスが追加されているのを聴くと、今作がスラップ最後のオリジナルアルバムになることが予感されていたようにも感じます…。美しさと楽しさが相まった完成度ゆえに、寂しさも感じられるような…そんなアルバムです。
――「徹もすっかり黒くなったネ!」「ガベさんもすっかりやせちゃったネ!」「みんな本当に変わったなぁ」「あれ!古川さんは?」「グーグー」「不思議だなぁ」(青春浪漫)
曲名 | ボーカル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 歌い出し | ||
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A 面 |
1 | INVITATION | 古川登志夫 | 小林和子 | 東郷昌和 | 東郷昌和 | When I was 10 years old |
2 | SLAP MEMORIES | 曽我部和行 | 森雪之丞 | かまやつひろし | 渡辺茂樹 | 真夜中踊る古いレコードは タイムマシンのように | |
3 | 男達の伝説 | 曽我部和行 | さがらよしあき | かまやつひろし | 渡辺茂樹 | 夜を朝に塗りかえて 太陽の鐘が響く | |
4 | 銀河でくちづけを | 古谷徹 | 森雪之丞 | 東郷昌和 | 東郷昌和 | 君のためなら僕は魔法が使える | |
5 | 夜は走る | 三ツ矢雄二 | 宮下智 | 宮下智 | 渡辺茂樹 | 突然雨が降れば 君の肩は濡れる | |
6 | 横浜 | 古川登志夫 | 宮下智 | 宮下智 | 渡辺茂樹 | 横浜 舗道にしみ込む お前のサヨナラ痛い | |
B 面 |
1 | BLUE HORIZON | 三ツ矢雄二 | 小林和子 | 東郷昌和 | 東郷昌和 | もう泣かないで 夜明けまで近いよ |
2 | 髭のないサンタクロース | 古川登志夫 | 小林和子 | 東郷昌和 | 東郷昌和 | 雨がいつしか 雪に変わったね | |
3 | 青春浪漫 | 古谷徹 | さがらよしあき | かまやつひろし | 渡辺茂樹 | 春は桜のひらくころ 机ならべた挨拶に | |
4 | 気分はSLAPSTICK | 野島昭生 | 小林和子 | 東郷昌和 | 東郷昌和 | SLAPSTICK ホロの上がるアメ車で | |
5 | 愛のリメンバー | 三ツ矢雄二 | 鈴木義之 | 鈴木義之 | 東郷昌和 | 二人の愛のことば 二人のちぎりを |
BEST OF SLAPSTICK ▲
タイトル | BEST OF SLAPSTICK | |
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発売日 | 1984年1月5日 | |
付属品 | 歌詞カード、A1ポスター | |
備考 | 「愛のリメンバー」は「モロGS」でのバンド演奏版ではなく、「直線回帰」でのアカペラ版です。 |
スラップ初のベスト盤です。LP初収録は「意地悪ばあさんのテーマ(テレビドラマ「いじわるばあさん」主題歌)」「クックロビン音頭(「ぼくパタリロ!」ED曲)」「おやすみGood Night(「のどか森の動物大作戦」ED曲)」の三曲。それぞれ以前にEP化はされており、その再録という形になっています。
ベスト盤ということで、EPしか販売されていなかった、(世間一般的に)スラップの代表曲とも言える「クックロビン音頭」や「意地悪ばあさんのテーマ」が収録されているのが嬉しいところです。
選曲については、初期の楽曲中心で、後期のスラップの影が非常に薄いという印象を受けますが、後期については後の「グラフィティ」の方で集中的に取り上げられているので、二つ合わせて聴くとちょうどよいバランスかな、と思います。
曲名 | ボーカル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 歌い出し | ||
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A 面 |
1 | われらスラップスティック! | (全員) | 小林和子 | 大滝詠一 | 高田弘 | 走れ走れ ゴールをめがけ |
2 | 海辺のジュリエット | 古川登志夫 曽我部和行 |
小林和子 | 大滝詠一 | 高田弘 | 東の空 朝焼けに 霧が晴れたら | |
3 | 少年時代(ボーイズライフ) | 古谷徹 | さがらよしあき | 近田春夫 | 高田弘 | 人さし指で風をみて 紙飛行機を解き放つ | |
4 | ロックン・ろばた・MUSIC | 野島昭生 | 所ジョージ | 所ジョージ | 矢野立美 | ちょいとそこのおじょうさん | |
5 | 愛ちゃん | (全員) | さがらよしあき | 村上輝晃 | 矢野立美 | 僕がよく行く銭湯の 番台娘の愛ちゃんは | |
6 | 真夏の38度 | (全員) | 宮下智 | 宮下智 | 飛澤宏元 | 今頃 カリブじゃ 海賊どもが パーティー | |
7 | クリスタル・ムーン | 三ツ矢雄二 | 小林和子 | すぎやまこういち | 月に腰かけストリート見下ろせば | ||
8 | 愛の鎖 | 曽我部和行 | 森雪之丞 | 森雪之丞 | 石田勝範 | 君を愛して初めて 悲しみを知った | |
B 面 |
1 | シュラシュシュNo.1! | 古谷徹 | 森雪之丞 | 近田春夫 | 大谷和夫 | 真っ赤な太陽 ぶっとばせ! |
2 | 意地悪ばあさんのテーマ | 古谷徹 | 森雪之丞 | 森雪之丞 | 飛澤宏元 | はっきり言って あんたはビッグ | |
3 | クックロビン音頭 | (全員) | 田中のぶ | 宮庄順子・青木望 | 青木望 | パパンがパン だーれが殺した クックロビン | |
4 | 青山レイニー・ナイト | 古川登志夫 白石冬美 |
森雪之丞 | 鈴木邦彦 | 大谷和夫 | 「歩こうか」「歩きましょ」 | |
5 | トニーに気をつけろ | 古川登志夫 | 森雪之丞 | 森雪之丞 | 大谷和夫 | やさぐれトニーに気をつけろ! | |
6 | LADY FISH | 野島昭生 | 森雪之丞 | かまやつひろし | 大谷和夫 | シャワーがしみるくせに 無理して焼くのはよせ | |
7 | おやすみGood Night | 三ツ矢雄二 | 森雪之丞 | 森雪之丞 | 矢野立美 | おやすみ My sweet little baby Good night | |
8 | 愛のリメンバー | 三ツ矢雄二 | 鈴木義之 | 鈴木義之 | 東郷昌和 | 二人の愛のことば 二人のちぎりを |
'84 スラップスティック NEW YEAR LIVE! -グッバイ雄二- ▲
タイトル | '84 スラップスティック NEW YEAR LIVE! -グッバイ雄二- | |
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発売日 | 1984年3月21日 | |
付属品 | 歌詞カード、A1ポスター |
1984年1月7日(東京)、8日(名古屋)、3月11日(東京・再演)に開催されたニューイヤーコンサートのライブLPです。同日に、コンサートの様子が収録されたVHSも発売されたようです(み、観たい…)。
ジャケットは箔押しか何かだったかもしれないのですが、30年経った今では褪色してしまって、遠くから見たら一面ほぼ真っ白になっています(^^;)
まずは「男達の伝説」から始まり、その後、三ツ矢さん以外の四人の代表曲へと移っていきます。途中のMCでは、メンバー紹介とそれぞれの「今年の抱負」をテーマに、短いトークが。「ますます真っ黒になりたい」「的を絞って幸せに♡」「正しく、まっすぐ…いきたい」「素晴らしき、より良き年にしたい」「人間についてを探求していきたい」…と、お名前を書かなくてもどなたかわかるようなコメントがスラップらしさでしょうか(笑)
今回は三ツ矢さんの脱退コンサートということで、B面は三ツ矢さんの楽曲が5曲続きます。ライブLPならではの、ファンによる熱い「ユージ!」コールの波には、とにかく胸が熱くなります!最高潮の盛り上がりを見せた「蒼い渚」は特に素晴らしく、この後にスタジオ録音のものを聴くと、ユージコールのなさを物足りなく感じてしまうほどです(^^;)
「お休みGood Night」で少ししんみりとした雰囲気になった後、最後は恒例の「愛のリメンバー」で賑やかに締め。スラップによる生演奏を堪能できる、大変貴重な一枚です。
曲名 | ボーカル | 作詞 | 作曲 | 歌い出し | ||
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A 面 |
1 | 男達の伝説 | 曽我部和行 | さがらよしあき | かまやつひろし | 夜を朝に塗りかえて 太陽の鐘が響く |
2 | ロックン・ろばた・MUSIC | 野島昭生 | 所ジョージ | 所ジョージ | ちょいとそこのおじょうさん | |
3 | 優しい時代 | 古川登志夫 | さがらよしあき | 村上輝晃 | 俺とお前の青春は 共に暮らした下宿屋の | |
4 | MC | - | - | - | - | |
5 | マイ・ガール | 曽我部和行 | 曽我部和行 | 曽我部和行 | 薔薇の花を胸に抱き ガラスごしに僕をみる | |
6 | 少年時代(ボーイズライフ) | 古谷徹 | さがらよしあき | 近田春夫 | 人さし指で風を見て 紙飛行機を解き放つ | |
B 面 |
1 | 夜は走る | 三ツ矢雄二 | 宮下智 | 宮下智 | 突然雨が降れば 君の肩は濡れる |
2 | アンコール | 三ツ矢雄二 | 岡田冨美子 | すぎやまこういち | シナリオなくなれば 愛は終わりですか | |
3 | 蒼い渚 | 三ツ矢雄二 | 森雪之丞 | かまやつひろし | さざ波に君は さらわれていく | |
4 | クリスタル・ムーン | 三ツ矢雄二 | 小林和子 | すぎやまこういち | 月に腰かけストリート見下ろせば | |
5 | お休みGood Night | 三ツ矢雄二 | 森雪之丞 | 森雪之丞 | おやすみ My sweet little baby Good night | |
6 | 愛のリメンバー | (全員) | 鈴木義之 | 鈴木義之 | 二人の愛のことば 二人のちぎりを |
スラップスティック・グラフィティー(SLAPSTICK GRAFFITI) ▲
タイトル | スラップスティック・グラフィティー(SLAPSTICK GRAFFITI) | |
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発売日 | 1986年1月 | |
付属品 | 歌詞カード・年表付き、特製ピンナップ6枚 | |
備考 | ピンナップはメンバーそれぞれのものが各1枚ずつ。 三ツ矢さんは脱退後のため、「青春的恋愛論」ポスターの図柄が流用されています。 |
先のコンサートで三ツ矢さんが脱退され、鈴置さんが加入された以降に発売された唯一のレコードです。「集大成アルバム!」と書かれていますが、実質的には後期スラップの楽曲を中心としたベスト盤という形で、「ベスト・オブ・スラップスティック」とは対照的な一枚になっています。
新規録音は「スターダスト・ストリート」「一気にLovepotion」の二曲のみです。二曲とも曽我部さんによる作詞作曲で、この時点から「和行」でなく「和恭」とお名前が変わっています。
曽我部さんの楽曲って、これまでは全て曽我部さんご自身が歌ってらしたので、「スターダスト・ストリート」は初の全員による歌唱になります(古川さんのソロLPへの楽曲提供はされていましたが)。そのためか、キーが低くて他のメンバーが少し歌いづらそうですが(笑)、大好きで思い入れのある一曲です。
そして今作のメインとも言える、スラップ唯一の鈴置さん歌唱による楽曲「一気にLovepotion」。この曲はあまりに好きすぎて語り切れないのですが、鈴置さんの伸びのある歌声も、曽我部さんが鈴置さんのためだけに書いた詞も、お二人のパート(ギターとキーボード)を最高にカッコよく仕上げてくださった矢野立美さんのアレンジも、全部が好きです!
曲名 | ボーカル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 歌い出し | ||
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A 面 |
1 | コバルト・ムーン | (全員) | 小林和子 | 飛澤宏元 | 飛澤宏元 | Moon-light way バックミラーへと |
2 | 星座になりたい | 古谷徹 | 小林和子 | 小六禮次郎 | 小六禮次郎 | あふれ出す想いを ガラスの小壜に入れ | |
3 | 髭のないサンタクロース | 古川登志夫 | 小林和子 | 東郷昌和 | 東郷昌和 | 雨がいつしか 雪に変わったね | |
4 | 8月の都会 | 曽我部和行 | 森雪之丞 | かまやつひろし | 大谷和夫 | 銀色のオープンカーに さらわれて | |
5 | シーサイド・ハネムーン | 古谷徹 | さがらよしあき | 近田春夫 | 高田弘 | 星屑のララバイききながら | |
6 | ポッピング・セブンティーン | (全員) | 森雪之丞 | かまやつひろし | 大谷和夫 | 僕の恋人は 白いブーツをはいた | |
7 | 気分はSLAPSTICK | 野島昭生 | 小林和子 | 東郷昌和 | 東郷昌和 | SLAPSTICK ホロの上がるアメ車で | |
8 | スターダスト・ストリート | (全員) | 曽我部和恭 | 曽我部和恭 | 矢野立美 | Bye-Bye Love 君の住む街 | |
B 面 |
1 | INVITATION | 古川登志夫 | 小林和子 | 東郷昌和 | 東郷昌和 | When I was 10 years old |
2 | 一気にLovepotion | 鈴置洋孝 | 曽我部和恭 | 曽我部和恭 | 矢野立美 | ふり向いた 君の瞳の奥に | |
3 | ピンクの部屋で恋をしないか? | 三ツ矢雄二 | 森雪之丞 | 加瀬邦彦 | 大谷和夫 | ピンクのお部屋で モモモヤヤ | |
4 | 愛の逃亡者 | 曽我部和行 | 森雪之丞 | 加瀬邦彦 | 大谷和夫 | おまえと逢ったのは 地下室のパーティー | |
5 | ヘイ・ヘイ・ダーリン | 野島昭生 | 仲畑貴志 | かまやつひろし | 大谷和夫 | こっちを向いてよ Darling | |
6 | 優しい時代 | 古川登志夫 | さがらよしあき | 村上輝晃 | 矢野立美 | 俺とお前の青春は 共に暮らした下宿屋の | |
7 | 蒼い渚 | 三ツ矢雄二 | 森雪之丞 | かまやつひろし | 石田勝範 | さざ波に君は さらわれていく | |
8 | 愛のリメンバー | (全員) | 鈴木義之 | 鈴木義之 | 石田勝範 | 二人の愛のことば 二人のちぎりを |