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二部-リメンバー(14日夜・16日公演)

このページでは、公演ごとに異なる

について記述します。

14日夜公演

曽我部さんについての思い出話

バナナフリッターズがハケられ、スラップスティックのメンバーは定位置に戻って、お一人ずつ曽我部さんの思い出話をされます。

(全体的に昼の部とあまり変わりなかったかと思います。)

古川さん

(『マイ・ガール』の)台詞の部分聞くと歌えなくなっちゃうんだよ。歌はいいんだけど。
(曽我部さんはお芝居が好きな人で、二人でよく芝居の話をした)

三ツ矢さん

 (スラップスティックに加入するまでキーボードを弾いたことがなかった自分に、曽我部さんは一度も怒らず、丁寧に教えてくれた。本当に優しい人だった)

古谷さん

(学生時代にバンドを経験していたのが僕と曽我部さんだけだったので、僕はドラムをやることになった)
実家に音楽できるスペースがあって、暇があったらドラムを叩いていたりもしたから、8ビートくらいは刻めた。
(今は飲めるようになったので、曽我部さんとお酒を飲みたかった)

野島さん

 (よく二人でお酒を飲んだ。酒が深まると議論も白熱したが、翌日に持ち越すようなものではなかった)

鈴置さんについての思い出話

関さん

一番はじめに共演したのが1983年。
鈴置プロデュースの鈴舟の『ムーンリバー』 (「ムーンリバー」は2005年公演のものがDVDになっています)に出て、高島雅羅さんをとりあう役柄でした。
古谷「実際にありそうだね」
えっ? ないですよ。
僕当時はお酒が入るとうるさくなるタイプだった。(隣の古谷さんが「ああ確かに」というような反応)
それで鈴置さんに「関、うるさい。少しトーン下げろ」と言われて、そのときは大人しくなる。
しかし10分くらいしたらまたうるさくなる。
そうしたら鈴置さんが黙って隣にきて、ぶちゅっ!ってやられる。
さすがに黙る。
古谷「そりゃ黙るわ!(笑)」
(鈴置さんにも三ツ矢さんの趣味がうつった? という話に)

日高さん

初共演 (調べたところ、TVアニメ「超時空騎団サザンクロス」が該当作でしょうか)の話:一人で三役やるとき、鈴置さんが抜きも**もなしに通しでやってらして、それで声優さんってすごいなって思ったんです。
古谷「アイドルだったもんね」
ずっと後になってしゃべったときに野球が好きだって聞きました。
鈴置さんは神宮に見に行く。席はとらないで、外野の草のところに座っている。水筒を持って。
「その水筒には何を入れているんですか?」って訊いたら、(ここでメンバーから笑いがもれる)「夏は焼酎の水割り、冬は、焼酎のお湯割り」。

山寺さん

大大大好きな先輩です/女性にもてる/もてますねって言ったら「俺の《ピー》は《ピー》だから」。(メンバー爆笑)
(そのあと《ピー》の連発。メンバー大笑い。この《ピー》は山寺さんお得意の声帯模写。)
野島「ピーの部分何言ったかわかるわ」
古川「業界の人は皆知ってる(笑)」

古川さん

ヒロくんヒロくんって呼んでました。
(客演でよく出てくれたという話から)ガベともかぶるんだけど、芝居の話をよくしましたね。
毎回遅刻するんだけど常に女の子がうるさくてさって言ってた。(スラップスティックのメンバー:「言ってた言ってた」。)
(昼の部同様、1メートル以内に近付くと妊娠するからの話)

三ツ矢さん

(昼の部の札幌まで追いかけた話/「ホテルまで行って…怪しいことはしてませんよ(笑)」の言葉を挟み、冷蔵庫を開けたら氷結がズラリの話)
**(※三ツ矢さんは作品名をおっしゃったのですが忘れてしまいました)で共演しているとき、昼ご飯は食べに出るんですけど、鈴置さんが僕だけ誘うんですよね。
で、レストランに行って、席に着いてまず「ビール」って(笑)
それで「お前なら共犯者になれるだろ」って言って僕にもビール飲ますんですよ。
午後からの仕事はディレクターにばれないようにほろ酔い状態でやりました。

古谷さん

一つ言います。
ガンダムの取材のあとに、お酒を飲める店に、池袋だったかな。女の子が隣にいるようなお店に行って、鈴置さんだけじゃなく池田秀一さんもいて、三者三様ではっきり出るなって思いました。
池田さんは、角川書店の人だったかな。その人とずーっと仕事の話してんの。(客席笑い)お酒飲みながら。
で、僕はずっと女の子と
野島「触ってたの?」
触ってないよ!
「アムロ、行きます!」とか「麗しき乙女の純情を汚す輩は私が許さん (「美少女戦士セーラームーン」タキシード仮面の台詞)」とか、ずっとサービスしてた。僕が(笑)
で、鈴置さんがカラオケ。ひたすら曲入れて歌ってる。女の子隣にいるのにほっといて。
三ツ矢「歌の好きな人だったよね」
(周りが口々に同意)

野島さん

二人で連れ立って飲んでた。
五時に開店する店で、五時前に入って飲んでいて、もちろんそのときは俺らしかいない。
10時くらいに気が付いたらお客さんがいっぱい入っていて、次に気が付いたのが閉店時間だった。(店主に「もう閉めますよ」と肩を叩かれた)
三ツ矢「開店から閉店までいたってことじゃん」

その他

思い出話コーナーの最後に、古谷さんから「女の子の話は明日に」との言あり。

献杯

昼の部同様、野島さんが献花台に近付いて、また氷結を手に取られて……ここで、古谷さんも参加。
野島さんは『シチリア産レモン』。
古谷さんは『シャルドネ』。(お好きだそうです)
野島さんが飲まれ、古谷さんもプルタブを開けて、飲まれます。

いや、なんか、感動してしまったなぁ……あの飲めなかった古谷さんが!って。(三國志のオマケCD (光栄が発売したドラマCD「三國志」に同梱されているシングルCD。劉備玄徳役の古谷さんは「劉備の部屋」でパーソナリティを務められました)や何やで、よく飲めない飲めないとネタにされていたので)

16日公演

曽我部さんについての思い出話 (※発言者の順番はあいまいです)

献花のあと、スラップスティックのメンバーは定位置へ、そしてゲストの方々も並ばれ、お一人ずつ曽我部さんの思い出話をされます。

水島さん

『一球さん』でもご一緒させてもらいましたが、僕の中では『野球狂の詩』のイメージが強いです。
(別の話もありました)

健児さん

子供のころ、優しくて紳士な人だなって思っていました。
大人になって、一緒にお仕事するようになってからは、誰にでも分け隔てなく優しくて、本当に紳士な人だなと思いました。

松野さん

『パタリロ!』のバンコランが好きで、髪をびらびらっと伸ばそうと思っていました。
(別の話もありました)

三ツ矢さん

(14日同様、キーボードを弾くのは初めてだったが、曽我部さんは一度も怒らずに励ましてくれたという話/「いいよ雄二、ここは俺がやるから」とも言ってもらった)
コンサート会場には新幹線で移動する。僕が一番年下だったからパシリで、お酒買いに走り回ったんです。そのときに車内販売って二方向でやってるんだなって知りました。全然関係ない知識なんですけど(笑)
野島「広島の帰りじゃない?」
曽我部さんと野島さんが飲んで、窓際にウイスキーのミニボトルがずらっと並んでて(笑)とにかく飲んでました。

古谷さん

『セーラームーン』のスタジオでも声をかけてもらった。 (1992年の共演作。曽我部さんは敵の幹部・クンツァイト役)
いまは自分から飲みに誘うくらいなので、ほんとに曽我部さんとはいっしょに飲みたかったですね。

野島さん

ゴッドマーズに出演していた。俺は野球やってて脚折っちゃって、最後の回の代役がガベだったの。一番おいしいところをガベが持ってってさ(笑)
(また、曽我部さんとよくお酒を飲んだという話から、その際のエピソード)
三ツ矢「よく喧嘩したよね」
喧嘩っていうかあれは議論。
古谷「ああ議論なんだ」
古川「泣きながらつかみ合いとかしましたよね」
したっけ?
古川「ありましたよ。僕止めに入りました」
三ツ矢「止めるのは僕らでしたね。でも翌日にはケロッとしてるんですよ。兄弟喧嘩みたい」

鈴置さんについての思い出話 (※発言者の順番はあいまいです)

水島さん

ムードメーカー…じゃないんだけど、ゴッドマーズのとき
古谷「鈴置さん(はゴッドマーズに)出てたんだ?」
スタジオの端の方で、にやっとしてた。
あと一球さんの打ち上げで、すごく嬉しそうに飲んでたのが忘れられない。
野島「箱根だったよね」
いや場所は忘れちゃったんだけど、でも、あの嬉しそうな顔だけは今でも覚えてる。

古谷さん

一球さんで思い出したけど、裕とキャッチボールしてて。場所忘れちゃった。外で。
それを見た鈴置さんに「あれが飛雄馬と一球かよ」って言われた (このエピソードは古谷さんの著作「ヒーローの声」にも載っています)。僕は学生時代野球やってないから。
鈴置さんは野球うまかったよね。

松野さん

鈴置さんにウーロンハイの正しい作り方を教えてもらいました。
普通は焼酎2のウーロン茶8だけど、焼酎8のウーロン茶2だって。(周り笑う)
野島「それ正しくない」
それ以来それで飲んでいます。
あと、『ダイターン3』の破嵐万丈が大好きで、何回かご一緒させてもらって、鈴置さんがしゃべるたびに「破嵐万丈だ破嵐万丈だ」ってほくそ笑んでました。

健児さん

スラップスティックのコンサートを観に行ったときに、鈴置さんがねずみの恰好(「着ぐるみ」だったかも)をして出てこられて、楽しい人だなって。(メンバー:ああ~。あったあった)
古谷「ねずみ年だったからね。雄二のさよならコンサートじゃない?」 (1984年のコンサート。三ツ矢さんが留学のためスラップスティックを脱退され、鈴置さんが加入されました)
野島「健児は一緒に仕事したことあったっけ?」
はい、初めの頃に数回ご一緒させてもらって。
(休憩で一緒に食事をしたとき、ビールを飲まれていたという話。14日夜の三ツ矢さんの話にもあったため、周りが「お前ともか!(笑)」という雰囲気に。)

三ツ矢さん

(健児さんの話に続いて)僕も。(と、14日夜と同様の話。「洋画はお昼に1時間の休憩を挟むんです」という説明あり。)
でも仕事はしっかりする人でした。だから飲んでも問題はなかったんですけどね。

古川さん

挨拶は人を表すと言いますが、バンドの練習に入ってくるとき、ガベさんは「おーす」みたいな、野島さんは「ウィース」みたいな、で、徹ちゃんが「おはよー」みたいな、雄二が「あたしキレイ?」で、鈴置くんは「女がうるさくてごめん」って遅刻してくる。とにかくもてる人の印象があります。
古谷&三ツ矢「もてたよね」
野島「男は顔じゃないってのがわかりました」
古谷「おい!(ツッコミ)」
あとマメな人でしたね。
古谷&三ツ矢「あーマメだったねー」
(挨拶についてはパンフレットのインタビューでも触れられていますが、多少異なります)

古谷さん

マメな人だった。僕聖闘士星矢のラジオをしていて、ゲストに来てもらったことがあるんですよ。
そのラジオはアシスタントの女の子とやってたんです。
そのあと星矢の映画の天上編 (「天界編」(2004年公開「聖闘士星矢 天界編 序奏-overture-」)のことだと思われます)の収録があって、ブロンズはあんまり(「ほとんど」だったかも)出番がなかったんですね。(客席笑い)
それで鈴置ちゃんがなんか見るたびに電話してるなと思ってて。
で、次にラジオに行ったら、アシスタントの子に「古谷さん、私鈴置さんから電話かかってきたんです~」って言われて、「えっ、いつ?」って訊いたら本番の日なんですよ。(会場爆笑)
だいたい番号いつ訊いたの!?って(笑)

野島さん

(14日夜同様、2人で開店前~閉店まで飲んだという話)
あと彼のマメさで助かったのが、さっき言ってた、野球やって脚折っちゃったときも見舞いにきてくれた。みんなきてくれた。でも家族は誰もこなかった。(出演者、客席笑い)
健児「いや、僕あのとき小さかったので、骨折ってどういうことかよくわかってなくて」
(健児さん:家族で夕食を食べている際に「あれっお父さんがいない」と気付いて、急いで病院に駆けつけたという話)
古川「鈴置くんが世話してくれてたんだ」

氷結についてと献杯

三ツ矢さん

献酒は僕が言い出したことで
古谷「恵比寿(※2007年のコンサート会場)でもやったよね」
お酒の銘柄を何にするか、鈴置さんが何好きだったか訊いてまわったら皆が氷結って言ったので今回氷結になりました。
別にスポンサーじゃないからね? ちゃんと買ってきました。

献杯

ここで、すっかり恒例になった『献杯』に三ツ矢さんも参加されます。
古川さんが「キリンのフリー(※ノンアルコール飲料)も用意しといてもらったら(一緒に飲めたのに)」と残念がっておられました。

古谷「鈴置ー! 飲むぞー!」

古谷さんがオフマイクで声を張り、鈴置さんのお写真に向けて氷結の缶を掲げ、野島さん・古谷さん・三ツ矢さんが、ぐいといかれます。
オフマイクでだったのが、よけいに、泣けたなぁ…。

こぼれ話

曽我部さんと音楽

『マイ・ガール』もしくは『一気にLovepotion』直後か、曽我部さんの思い出話をされるくだりで、曽我部さんのギターの話になりました。
本当に上手かったという話や、使用されていたギターがモズライトであったことなど。
古川「寺内タケシの曲はほとんどコピーできたよね」
『YOU KEEP ME HANGING ON』 (LP「人気声優五人衆」にライブ音源が収録されています)の名前も出ていました。
また、古谷さんから、スラップスティックがグループサウンズなのは、曽我部さんがお好きだったからという話もありました。

古谷さんの話の後

鈴置さんがもてたという話から、秘訣を訊くと、鈴置さんは「鉄砲は数撃たなきゃ」と言っていた……という話もありました。