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一部-ゲスト(16日)

16日・水島裕さん

スラップスティックのメンバーは舞台に残留したまま、特別ゲストのご登場です。

水島さんwithマヨネーズ

なぜか人数分のマヨネーズを持って出てこられます。
そしてそれをスラップスティックのメンバー一人ひとりに手渡されます。
(笑。何かのネタかと思いました。単純に水島さんの好物なんですね?)

客席は大ウケ、メンバーも笑っていて、舞台が一瞬で水島カラーに。さすがです。

マヨネーズ

口々に突っ込みとも感想ともつかないことをこぼすスラップスティック。

?「古川さんはたくあんのほうがよかったんじゃない?(笑)」
古谷「ケチャップの方がよかった」

そんな不満(?)を受けても水島さんはどこ吹く風で、

水島「みんなのこと考えてハーフにしといたから(>ω・)b⁀☆」

やさしい(笑)

どなただったか(おそらく古谷さんか三ツ矢さんのどちらか)、当時水島さんのコンサートに行ったら客席からマヨネーズが飛んでいてびっくりした……という話をされていたんですが、それ、危なくなかったんだろうか……当たると痛そうですけど。

客席アンケートについて

アンケート(「水島裕くんが目当ての人ー?」)で手を挙げてくれた人が多くて嬉しかった、と水島さん。

スラップスティックとのかかわり

水島さんの大学の卒業制作のテーマは「スラップスティック」。
そのスラップスティックと同じ舞台に立てて今とても嬉しいです、と笑顔で語られます。

野島さん宅にお泊まり

どういう流れでこの話が出たのか忘れてしまいましたが(健児さん絡みだったかな?)、当時スラップスティックのコンサートの前日に、水島さんが野島さんのお家に泊まられたことがあったそうです。

野島「でもちゃんと朝ご飯にしいたけと納豆出してやっただろ?」
これは、どちらも水島さんの嫌いな食べ物だそうです(笑)

水島さんは翌朝、アンプを持って野島さんに同行。
古谷「バンドボーイみたいなことやってたんだ」

水島さん&古谷さん

他の三人がハケられ、舞台に水島さんと古谷さんが残留。
トークは大別して二つありました。

聖闘士星矢Ωについて

昴(12歳)

水島さんがΩで演じられている昴は12歳。
古谷「ちゃんと12歳に見えるんですよ」
水島「あんたに褒められると照れるわっ!」

リアルタイム視聴

古谷さんから「リアルタイムで観てね」という話。視聴率があるためです。
ただ、朝の6時半からの放送なので古谷さんは起きられないそうで、水島さんはどうだったかな?
出演者の中で誰がリアルタイムで観ているかについては
古谷「緑川君と小西君、彼らはリアルタイムで観てるって」

告知(仮)

水島さんは、このスラップスティックのコンサートがなければ古谷さんと二人でイベント(コンサート?)をされるおつもりだったそう。

水島「徹がおめでたい年だから」
古谷「大台の40歳にね」
水島「…………スルー」
そこは突っ込まない水島さん(笑)

しかし今年はこのコンサートがあったので見送られたとのこと。
ただ今年は無理でも、
水島「来年にでもね」
客席から大拍手!

水島さんがかなり客席を煽られるので、古谷さんが「既成事実作ろうとしてない!?」と突っ込み。
おいおいそこまで言っちゃって大丈夫なの!? という感じ。

もともと、お二人で組まれていたことがあったそうです。
二人でライブもやったという話をされたり、そのライブを観たことある人? と客席アンケートをとられたり。

『未来聖闘士Ω~セイントエボリューション』

お二人のデュエット曲は「聖闘士星矢Ω」の主題歌です。
どなたもおっしゃっていました―――「これはCDで発売するべきだ」と。

台詞実演(間奏中)

水島(昴声で)「俺の名は昴! 神になる男だ! (必殺技名)!」
古谷(星矢声で)「あとは任せろ昴! 燃え上がれ俺の小宇宙(コスモ)よ! アトミックサンダーボルトー!」

さすが必殺技。めちゃくちゃ恰好いいです! 客席大拍手。

ぜひ間奏部分にこのナマ台詞も入れてCD発売を…ハモリもほんとに素晴らしくて、もう一度、いや何度でも聴きたいです!
欲を言えばBDでね。ヒーロー二人、舞台がきらっきらしてました。振りつけもばっちり決まっていてぐっと引き込まれました。

水島さん&三ツ矢さん

古谷さんと入れ替わりに三ツ矢さんがご登場。

水島「黒い人(古谷さん)の次は白い人(三ツ矢さん)です~」
三ツ矢「白い人です。みなさん日焼けには注意しましょう♪」

六神合体ゴッドマーズ

先の古谷さん同様、共演作繋がりの選曲です。双子の兄弟を演じられていたお二人。

三ツ矢さんとマーグ

三ツ矢さんはオーディションを受ける際に、マネージャー(?)から「なるべく弟で受かれ」と言われていらしたそうです。弟・マーズは主役なので最後まで出演できるけれど、マーグだと途中で死んでしまうため。
三ツ矢さんが射止められたのはマーグ役です。

三ツ矢「『トリ……トリ……どこ?』 (第11話「謎の声はだれだ?」での台詞)とかやってた」

GMを観ていない私でも知っている有名台詞! もちろん客席大歓声。考えてみればこれが16日最初の台詞実演です。
なおこのコーナーではマーグの台詞のみで、水島さんのマーズの台詞は後述のコントで披露されます。

マーグのお葬式

マーグの人気は大変なもので、ファンによるお葬式も行われました。
三ツ矢さんも呼ばれて行って、弔辞(?)を読んだが、僕は死んだ本人なのでどうなのコレと思っていた……という話。

その他

収録後には飲みに行っていたという話になって、水島さんが鈴置さんのお名前を出されました。

『星屑の伝説』

歌いだしの前、水島さんが立ち位置を変えようとされるのを三ツ矢さんが「昨日もこの位置だったよ」と戻されていました。
いい歌ですね。ゴッドマーズを観たくなるなぁ。
当時からのGM兄弟ファンの方なんて卒倒したんじゃないかな……いや、もったいなくて気を失ってる暇なんてありませんね。

星空の抱擁

客席に

三ツ矢さんがハケられ、舞台には水島さんお一人。
台風で新幹線が止まったり飛行機が飛ばなかったりする中を来てくださってありがとうございます。と水島さん。
開幕までどれくらいお客さんが入るか心配だったけれど、たくさんの方がいらっしゃって嬉しいです、とにこにこされます。
水島「帰って家の玄関に着くまでがスラップのコンサートだからね」
無事帰ってね、と気遣ってくださいます。
こんな台風の中外出を許してくれた家族の方にも感謝してねとも。

初レコーディング

水島さんがレコードを出されるきっかけになった話。

富山敬さんのレコーディング見学 (時期的には「ステップ・バイ・ステップ(1979)」でしょうか。キングレコードですし。)へマネージャーに誘われて行ったら、曲を渡されて、自分がレコーディングをすることになった。
声優だったから歌の間に台詞が入っていたのだが、その台詞がまた恥ずかしいもので、ライブなんかで歌っても恥ずかしいけれども、ライブだとファンが助けてくれるからまだ救われた……と『星空の抱擁』について語られます。

『星空の抱擁』

歌われるのは1番だけです。間奏で問題のその台詞―――まさかまさかの客席下り!!
えええーっ! すごいなあ! 台詞を言いながら一階席をゆっくり回られ、求められる握手にも次々応じられます。

ちなみに、星空の抱擁の台詞部分は次のとおり。

そんな目でみつめられると/ボク、どうしていいかわかんないよ。/とろけてしまいそうだ……。/どうしてそんなに かわいいんだい?/どうしてそんなに ステキなんだい?/何か言ってくれよ。/どんな言葉でもいいよ。/ため息だけでもいい……。/ね、/ボクだけのヒト

客席下りと握手

台詞を言い終わるくらいのタイミングで舞台に戻られ、「当時は客席下りをすると危なかったんですが、今は大丈夫です」。

何が危ないのか?

水島「大阪とかでライブをするでしょ。僕も若かったから、握手しようと手を伸ばすと、逆にその手を引っ張られて客席に引きずり込まれちゃうんですね。それでステージに帰れなくなっちゃう」

何てこと(笑)

水島「でも今は握手しようとしたら『いや、結構です』って言われるときもあります」

水島さんは2番の歌にはいかず、身体ごと上手側に向いて。

「ではこの恥ずかしさをこの人にも背負ってもらいましょう。古川登志夫さーん!」

古川さん登場

上手側から古川さんが出てこられます。
台詞(歌詞もかな)を書いた紙を渡され、「恥ずかしいよ」とか何とか押し問答をするも、やっぱり古川さんも例の台詞を言うことに。
水島さんの押しの強さは見ていて楽しい。
さらに、水島さんがハードルを上げられます。

ただ一人に向けて

客席を見て言う、のはもちろんそうなのですが、水島さんが客席最前列のとあるお客さんを指し、「あの人に向かって言って」と粋な計らい。(しかも「素」でとの指定。)

会場は大盛り上がりです。「おおーっ」という声と、大きな拍手。
古川さんはハードルの跳ね上がり具合に「…え!?」となられるも、お客さんに「あとでこの紙あげるね」とおっしゃいます。

そして台詞実演に入るわけですが、そこは水島さん、妥協せず容赦なく(笑)古川さんが紙を見てやろうとするのを、ちくいち「あの人(最前列のお客さん)見て」と現実に引き戻します。

せっかくなのでもう一度引用させてもらいましょう。

そんな目でみつめられると/ボク、どうしていいかわかんないよ。/とろけてしまいそうだ……。/どうしてそんなに かわいいんだい?/どうしてそんなに ステキなんだい?/何か言ってくれよ。/どんな言葉でもいいよ。/ため息だけでもいい……。/ね、/ボクだけのヒト

これを古川さんご自身の声で、かつ舞台と最前列席という間近で、さらに正面から見つめられて言われるわけです。(ただし、素の台詞読みは冒頭部分のみ。)
いやあ水島さん、すごい振りをされるなあ(笑)

『星空の抱擁』

1番だけ。水島さんと古川さんのデュエットです。

キャラクターVer.

水島「(台詞実演を)今度はキャラでやってもらいましょう」

一階席のお客さんから「『エース』ー!」と声が飛びました。
水島さんの指定は「諸星あたる」。あたる! ナマあたる…!

『星空の抱擁』台詞あたるVer.
要所で「にゃはは」や「住所と電話番号おせーておせーて」が入り、締めくくりに「おわっ、電撃はやめろー!!」

完 璧 で し た 。
これは文字で書いても仕方がない。あたるだ……古川さんじゃない、古川さんなんだけど、そこにいるのはあたるでした。
不思議なことにそこに見えるんですよね。「世界を作り出す」、まさにです。

終わったあと、水島さんに感想を求められた古川さん。
「キャラでやると恥ずかしくないね」とおっしゃっていました。

退場

水島「古川登志夫さんでしたー!」

客席拍手、退場! ……される前に古川さん、舞台の際に来られます。
「あとで紙あげるね」っておっしゃってたの、ほんとにまさかの手渡し! 客席下りはなしで、お客さんが立って受け取りに行く形です。
すごいなー一生の宝物だなー。

水島さん、紙をもらったお客さんに向かって「ねー? 今日来てよかったでしょ?」。
まことその通りです。
水島「橋渡ししたの僕だからね」
存じております(笑)

終始あたたかい雰囲気で客席も和やかなムードでした。

ラブ・コレクション

MC

『星空の抱擁』同様、舞台上にまずは水島さんお一人。

さっきの『星空の抱擁』が皆さんの支持を受けて……まあつまりは売れて(水島さんいわく「直訳すると、レコードが売れまして」)、レコード会社が二作目を作った。
今度はタイトルも直球で『ラブ・コレクション』。
しかも間奏の台詞がパワーアップした。さっきは相手に語りかけていたのが、今度は地球上にたった一人などと言い出した。
二匹目のドジョウをあてこんだこの曲、これもまた売れた。(客席笑い)
一曲目とほとんど曲調が変わらない。(バックバンド・キーボードの方に近付いて)違い分かりました? (キーボード小倉さん)「(苦笑)見分けるのが大変でした」プロもこう言ってます。(客席笑い)

と、そんな話。
水島さん、本当にトークがお上手ですよね。場慣れしてらっしゃるというのかな。抑揚や強弱は一般的なお喋りと変わらないように思えるのに、とても聞きやすいし、笑いもしっかり入っているんです。

水島「地球上に一人って有り得ないじゃないですか(笑)…と言っても、実際に聴くと結構その気になるそうです」

1番を歌われた後、台詞タイム。またまた客席下り! こんなにサービスしちゃっていいんでしょうか?
『ラブ・コレクション』の台詞部分は次のとおり。

この地球上に ボクだけがたった一人みたいな… そんな寂しさなんです そりゃあなたのこと 忘れようとしてみた だけど だけど幸せだったときの思い出が 忘れる努力の邪魔をしてしまうんです やっぱり一人じゃ何もできない やっぱりボクには あなたが必要なんだ…

最後の「あなたが必要なんだ…」を正面から見つめて言ってもらう栄誉に浴したのは男性のお客さん。
水島さんにマイクを向けられて感想を求められ、
男性「素敵です」
客席大笑い。

水島さん、舞台に戻られて。
「この台詞を野島さんが言うとどうなるか?」
野島さんって健児くんじゃなくて野島昭生さんですよ、と付け足し。
水島(舞台上手側に向けて)「野島昭生さーん!」

野島さん登場

拍手で迎えられ、上手側から野島さんがご登場。
最初に水島さんとのトークがあって、台詞実演。野島さんは「素」での実演はありませんでしたが、キャラクターでの実演は……

野島「じゃあ最初はキットで、途中はグリッソムで、最後は孔子さまでやる」

ななななーんて贅沢な!

台詞実演

キットは「地球上に僕だけがたった一人…みたいな、そんな寂しさなんですマイケルゥ!」というようなカワイイ感じで、
グリッソムは「大事なのは証拠だ」を挟み、
孔子さまはお供の名前か何かを列挙していらしたような?

『ラブ・コレクション』

先の『星空の抱擁』同様、1番のみ。
肩を組んでデュエットされていました。

休憩へ

幕が下ります。
水島「この後3年間の休憩でーす」
(笑)下りきった緞帳の向こうからさらに水島さんの声が聞こえます。
水島「パンフレット売ってまーす。紙テープ売ってまーす」
パンフレットは残念ながら開演前に完売してしまいましたが^^;
水島「時間の都合で15分にしまーす」
最後まで明るく楽しい水島さんでした。

休憩

14日は昼の部・夜の部ともパンフレットの巡回販売がありましたが、16日は開演17分前に完売したため、なし。