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二部-コント(ハイジロウ)

ゲストの関係で14日と16日の公演ではこのコーナーの長さが違います。
共通部分は14日のメモを元に書いています。

全公演共通・アルプスの少女ハイジロウ

幕開け

舞台上手側に、マイク片手にスーツ姿(ジャケットレス・後述の刑事編と同様)の古谷さん。ナレーター役です。
古谷「今日もハイジロウはやまびこ遊びをするのでした」
とかなんとか、そのようなことを言って、いったん袖に引っ込まれます(詳細は記憶から抜けましたがすごくかわいい仕草つきでした)。
ここのナレーションは台本にして三行くらい。
入れ替わりに、下手側からハイジロウ(三ツ矢さん)がご登場。スキップで舞台真ん中まで来られます。
かっ、かわいい~!<●><●>

お花畑

客席をお花畑に見立てて「まあ、きれいなお花畑」というところから始まります。
しかしかつてと比べると、まあしっかり30年は経過したわけで。

三ツ矢「きれいなお花畑。……あれ? でも、あっちのお花はしおれかけね。……あら、こっちのお花。……枯れてる」(ここは日替わり台詞)

間のとりかたが上手くって客席は笑いの渦。
三ツ矢「お花畑さんも相応に年をとったのね」
そう。ハイジロウも、客席も、30年経ちました。(いや、もちろん30年前を知らない方もたくさんいらっしゃったと思いますが)
たとえばその30年がハイジロウのどういうところに現れたかと言うと。

昔は留めていたベストが、今は釦が留まらなくて全開。
昔のスカートをはいたら、チャックの部分がV字になってしまって(ジッパーが上がらないの意)入らなくなっていた。

「(スカートを)新調したのよ」という言葉に、客席から「かわいい~!」「似合ってる~!」の声が飛びます。
「ありがと」と、満更でもなさそうな三ツ矢さん。
スカートはご自分で縫われたそうです(!)。

やまびこさん

三ツ矢「さあ、今日も元気にやまびこ遊びをしましょう」

出てくるやまびこさんは野島さんです。
最初は定番の『やっほー』から。
しかし上手くいくわけもなく(笑)、ハイジロウが「やっほー」と言っているのにやまびこさんは無反応。
……どころかやまびこの仕事を放棄して、独自に客席と絡みます。手を振ってみたりとか(笑)
野島さんは全体的に客席と絡んでくださることが多かったですね。楽しい~!(笑)

しかしここはハイジロウのコーナーで、やまびこ遊びをする場面。
ハイジロウの指導が入ります(当然だわな)。

三ツ矢「い~い? わたしが『やっほー』って言ったら『やっほー』って言うのよ。いくわよ。やっ」
野島「やっほー」
三ツ矢(怒)「早いわよ!」
やまびこさん、言い終わる前に言い出すものだから台詞かぶってます(笑)

ほかにも、
三ツ矢「ちゃんとやってよ」
野島「ちゃんとやってよ」
三ツ矢「そこは真似しなくていいの!」
野島「そこは真似…」
だなんてやりとりも。

やっほーでは埒が明かないと判断したハイジロウは、次のお題へ。

早口言葉

三ツ矢「新春における、新進歌手による、新春新進シャンソンショー」
すごい! 客席拍手。
「新春新進シャンソンショー」の部分、強弱のつけかたがちょうど後ろにいくほどに盛り上がるようにされていて、ワー! 三ツ矢さんの言い方好きだな~!
お手本のち、実演。
でもやっぱりやまびこさんはやまびこさんになってくれません(笑)
野島「赤巻紙青巻紙黄巻紙」
こちらの早口言葉もすごい。客席拍手。
三ツ矢「違うわよ! ちゃんとやってよ!」
ですよね(笑)

際どい早口台詞

三ツ矢「新春における、新進歌手による、新春新進シャンソンショー」
野島「新春における、新進歌手による」
おっ? とうとうやまびこさんが、と思う客席。ところが続いた台詞は。
野島「新春天狗まな板ショー」
おおーい!(笑)
客席は大ウケです。

14日夜には、最低な会話になっていたことが(^^;
三ツ矢「新進歌手による」
野島「チンチン歌手?」
三ツ矢「シ、ン、シ、ン!」
野島「チンチン?」
三ツ矢「チンチンじゃないわよ! 新進!」
言い出した野島さんはともかく、そんな単語を3回ほども三ツ矢さんが口にされるわけで。これ書いてるほうも嫌になってきました(笑)
最終的には三ツ矢さんがぐったりしながら「もう…ちんちんはやめて…(脱力)」。
やまびこさんが本当に何言い出すかわからないものだから、気が気じゃなかったろうなぁ(笑)ある意味DVDにならないのは正解かも…。

あまりにダメダメなものだから、とうとうやまびこさんは解雇されます。
三ツ矢「もういいわ! 帰って!」
袖にハケるまで、やまびこさんは振り返り振り返り「新春新進…」とかやってました。14日夜なんて、昼の部の献杯(後述)のときに飲まれたせいか、もう呂律があやしいあやしい(笑)

ちなみに天狗まな板ショー、というのは、どうやらヒワイな意味を持つ言葉らしく。
ハイジロウが言います。早口言葉は30年前にもやったことだけれど。
三ツ矢「あのときあなたたち中学生や高校生だったのよ。これ聞いて笑ってたなんて、どんな中高生だったの!?」
客席はさらに笑います。
楽しさに楽しさを重ね合わせたようなハイジロウコントでした。

14日はここで終わり

14日夜、ナレーションの古谷さん(姿は見えず声だけ)。
古谷(早口で)「新春における新進歌手による新春新進シャンソンショー」
おおお!
古谷(ぼそっと)「…言えるじゃないか」
恰好よかったです。

16日・やまびこ[松野太紀さん]編

16日は特別ゲスト

さっきのやまびこさんがダメだったので、ハイジロウは次のやまびこさんを呼びます。
松野「はーい♡」
かわいく返事をして出てきたのは、長浜アリスちゃん。女子高生。制服。
このやまびこさんは、「やっほー」はしっかりやまびこしてくれます。

しかし行動のほうにやや問題が(笑)
床にひっくり返って手足をバタバタさせたり(おもちゃ売り場で「あれ買って」と駄々をこねる子供を想像してください)、両腕を広げてくるくる回転したり。
スカートの中は丸見えになっても構いませんという動きの激しさです。

ハイジロウが、どうしてアリスちゃんがいるのかと質問します。本来は特別ゲストの松野太紀さんがこのコーナーにくるはずでしょ?

松野「松野さんは台風の関係で新幹線が間に合わなくて。 (コンサートは台風上陸の日程と重なり、この日も交通遅延・航空便の欠航などがありました)今は大阪で、『(金田一ボイス)じっちゃんの名にかけて!』ってやってるそうです♡」

金田一ボイスに歓声。
にしてもいちいち語尾に♡ついててかわいいです、アリスちゃん(笑)
アリスちゃんは説明を終えると、再び両腕を広げてくるくる回転します。

松野「あはははは、あはははは」

アリスちゃんとやまびこ遊び

……するんだと思ってたのに、ハイジロウにはその気はなかったみたいですね?(笑)

三ツ矢「クリスマスイブに振られてレズバーで二人で泣きはらして抽選でおでん鍋が当たったあの夜ー!」
松野(地声)「…忘れたい夜です…!」
三ツ矢「ある人と泊まることになったとき、相手が毛布を一人で占領してぐるぐる巻きになった上、触られまいと必死になっていたあの夜ー!」
松野(地声)「…忘れたい夜です…!」

三ツ矢さんが実にイキイキされていました。
やまびこさん1号だと完全に主導権を握られてしまいますが、こっちのやまびこさんは素直ですからね(笑)

最後

三ツ矢「やまびこ遊び、楽しいでしょ?」
頷けないアリスちゃん(笑)
またやろうと誘われると「もう二度とごめん」ときっぱりはっきり断ります。(やけに爽やかな言い方で笑いました)

さよーならー、ということで、最後は古谷さんのナレーションでシメ。